バーミンガム素描 ~Oh,Brummie!~

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英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>

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子宮頸がん撲滅を願って

ずっと、書きたいと思いながら、なかなか進まなかったこと。それは、ちょうど去年の今頃に発覚した子宮頸がんについて。この18日に、手術後、4度目となる定期健診を受けましたが、幸いにも、これまでのところ、再発(転移)も見つからずに過ごせています。タイムリーな新聞の記事を読んだこともあって、特に、これからイギリスで妊娠を考えている方には、気をつけていただければと思います。

妊婦の子宮頸がん多発(読売新聞・関西版 2010年10月16日:記事はコチラ)というタイトルで、罹患率のピーク(30代後半)と妊婦の高齢化が進んでいる、つまり、発症と出産の時期が重なるため、このような統計が出たのではないかとの記事が載っていました。

まさしく・・私は、このケースに該当したわけですが、残念なことに、用心が足りなかった。この一言に尽きます。2004年にイギリスに来る前(34歳)までは、毎年、日本で検査を受けていて、一度も引っ掛かったことがなかったし、もちろん、何の自覚症状もなかったことが仇となったという結論なんですが、一番の後悔はGP選びを間違えた。ことです。2005年に、イギリスに来て初の子宮頸ガンの検査(スメアテスト:smear test)をGPにお願いしたものの、「この国のガイドラインは3年に1度となっているため、去年、日本で受けているあなたは受ける必要がありません。2007年に案内を出します」と却下され、そのまま、忘れられていた・・そして、私も同じく・・

2008年に思い出した時には妊娠初期。イギリスでは、流産等のリスクを考えてなのか妊娠中のスメアテストはやらないとのことで、再び、機会を失い、そのまま出産となりましたが、産後もずっと、体調が悪く、単なる「年のせい」にしては、変だなと思いながらも、慣れない育児に追われる日々を送っていたところに、「スメアテストの案内」が、娘の誕生を機に(何かと問題の多かった旧GPには見切りをつけた)、変わったばかりの新しいGPから届き実に5年ぶりとなる検査を受けることができました。実は、この時も、特に異常も無いし、今回も大丈夫だろうと高をくくっていたので、結果が来てビックリ!という展開になり、更に驚いたのが、精密検査の結果、腫瘍の大きさが直径4cmを超えないもの(初期)ではあるが、大きな手術(臓器及び周辺組織の摘出、リンパ節郭清)が必要になるとの診断。しかも、5年後の生存率は100%ではなく90%前後(病院により違う)・・この時ばかりは、「10%」が途轍もなく高い確率に感じられて仕方ありませんでした。幸運なことに、告知を受けた病理の先生から「とても良いコンサルタントを知っているので、直ぐに手配しましょう」と心強い言葉を頂いて、話がどんどん進んで行きました。

そんな経緯で、2009年の大晦日に子宮頸がん摘出の手術を受けたのですが、ちょっとばかり納得が行かないのが、これまで「白」だった検査結果。原因となる、ヒトパピローマウイルス (HPV)に感染してから、発症まで十数年~数十年を要するとのことで、逆算すれば、2000年以降に受けた4回の検査では、何かの異常が見つかっていても不思議ではないと思うのです。なので、色んな可能性を考えてみたら、もしかしてと思うことがあったのが「見落とし」つまり、検査が正確ではなかったのでは?ということです。

こちらで、受けたスメアテストで初めて知ったのは、検査に最適日があると言うこと。こんなこと、日本の病院では一度も言われたことがなかったので、驚きましたが、見落としの可能性を考えた時に、この「指定日」には大きな意味があるように思えます。(ちなみに、その日とは、月のお客訪問初日より数えて10日目でした)

去年の今頃、何も知らずにのん気に散歩していた道を再び歩きながら、とっても濃厚だった、この1年を振り返っていました。そして、こうやって、また元気に落ち葉の中を闊歩できる幸運に感謝しつつ、少しでも多くの女性が検査を受けて、子宮頸がんの発症を未然に防ぐことができればと思います。034.gif

オマケ:散歩道
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Commented by えぃこ at 2010-10-20 20:56 x
日本では、今若い女性(中学生かな?)に補助を出して予防接種を受けさせている自治体もあります。
確か自費で3万円だったよぉな・・・
私もそろそろ受診の時期なので、主治医に今後のフォローのことも含めて相談しようと思っています。
検査して、見つかったら早く見つかってよかったね!といぃ、何もなければ何もなくてよかったね!といぃ、検査を受ける意義をよく説明していましたが。
自分にもあてはまることなので、ちゃんと検診は受けようと思います。
Commented by bham at 2010-10-21 15:05
>えぃこさん
ワクチンは、こちらも13歳頃に接種するようですが、
すべての型のHPVに有効なわけでもないし、副作用で
死亡した例もあるようです。なので、やっぱり、定期的な
検査が一番、有効みたいですね。

婦人科の検診って・・好きな人はいないですよね。
でも、入院していた時には、同じ病棟に色んな症例の人がいて、
病気の情報を交換しましたが、やはり、皆さん
定期健診と早期発見の大切さを力説されていました。

まだまだ、色々と偏見の多い病気ですが、
偏見なんて無くなるはずがないので、これからも気にせずに、
スメアテストの重要性を説いていきたいと思っています。

えぃこさんも、わたしも年を取りましたね(笑)
少しずつ、体のメンテナンスが必要になって来る。
これも自然なことなので、逆らえないよねー^^




Commented by lazytown at 2010-10-21 17:01
そうかーー。わたしも、先日検査してきましたよーー
BHAMさんの記事をよんで、勉強になりました。

そういえば、わたしのははも、高いお金をはらって、健康診断をして、(1日入院して)すべて、ばっちりで、脳の検査もして、お医者さんに、「あなたの脳は30代なみだ」とかなんとかいわれて、よろこんでいたのもつかのま、6ヶ月後に脳溢血で倒れ、「あの検査はなんだったのか??」とおもったことがあります。
まあ、すべて、検査でわかるわけではないので、やっぱり、普段できるかぎりの予防をするしかないのですよね。。
BHAMさんが元気そうでよかった!!
これからも、いろいろなことを、おしえてくださいね!!
いろいろと、大変なこともあるでしょうけど、がんばれーー応援しています!!
Commented by まなみーた at 2010-10-22 11:53 x
おひさしぶりです。
お元気に育児をされているのだと思っていたら
大変な時期があったのですね。
それはショックだったことでしょうね。

私も一度疑いをもたれたことがあって
その診察の帰り道 涙をぼとぼと落としながら
歩いたことを思い出します。
結果なんでもなかったものの

帰国してバタバタしつつ1年がすぎ・・
全然検診行っていません。
ダメですね。

やっぱり私もちゃんと行かなくちゃと思わされました。
ありがとうね。

子どもの為にへこたれている場合ではない!そんな余裕ない!
ってのが私のいつもの考え。

お互い健康と育児 がんばりましょう。
Commented by bham at 2010-10-22 18:20
>lazytownさん
おっ!タイムリーですね。スメアテストの歴史と実績は、
イギリスの方が、日本よりも上を行っているような気がします。
ガン化する前に見つかって、日帰りの手術を受けると、
100%大丈夫な、比較的穏やかなガン
(乳がんや卵巣がんはかなり厄介)なんだそうですよ。
なので、余計に早期発見の必要性を感じます。

のんちゃんのお母さまも、たいへんでしたね。
今は、大丈夫ですか?いくら、検査を受けていても、
100%確実じゃない・・残念ながら、そんなこともありますよね。
私も、日本にいる時には、ずっと受けていただけに
悔しくもありました。
なので、こんな悲劇が友達に起こらないようにと、
今は、会う友達ごとに「検査に行ってね!」と
お経のように唱えています^^

ありがとうございます!友達の励ましは大きな活力になります。
これからも、頑張りますねー♪
Commented by bham at 2010-10-22 18:36
>まなみーたさん
お久しぶりで~す!日本に帰国されたのですね。
駐在されていた某国の医療事情も察するものがあります・・
私の、とんでも体験談がお役に立てて良かったです。
子宮頸ガンは、出血などの症状が出てきた時には、
かなり進行している静かなガンなんだそうです。
私も自覚症状がなくって、結果を知った時も??でしたので、
新GPからのテストの案内が来ていなかったら、手遅れになって
いたかと思うとゾッとします。

本当に子供の存在は、自身を強くしますよね。
私も、告知を受けた直後に、
「一番、腕の良い先生を紹介してください!未だ死ねません」と
戦闘モード全開になっていました。
守るべき子供がいなかったら、きっとメソメソしていた
と思います。

ありがとうございます。
本当に、人生は良い時も悪い時もありますね。
だから、楽しいのかもって思うようになりました。
先輩ママのまなみーたさんからのメッセージ、とても
心に響きます。
Commented by nachi83 at 2010-10-24 05:26
あれから・・・1年が経つのですねぇ。リズムタイムの帰りにバギー押しながら、お話し、肉やの交差点あたりでお別れしたことを覚えております。
スメアテスト・・・確かに月のお客様が来てから●●日目に来てくださいと言われました。何の疑問なく、指示に従っていましたが、テストする最適な日ってあるんですねぇ。大事ですね。

「小さい子を残してはいかれない」その一心でここまで病気に立ち向かっていかれた姿は、母として、妻としての道を改めて教えていただいた気がします。私は大丈夫ということは決してない、誰に起こっても不思議ではないということ、自覚して、私もテストはきちんとこれからも受けていきたいと思います。
Commented by bham at 2010-10-24 09:24
>nachiさん
すべては、nachiさんに薦めてもらったGP登録から
始まりました。
もし、変わっていなかったら・・最悪の事態になっていたことでしょう。
本当にありがとうございました。

ガンが見つかってからは、情報収集の日々でしたが、
その中でも、ある方が書かれていた
「ガンは重い病気だけど命に関わるとは限らない」という
言葉を見つけてから、なおさら、克服してやる!という気持ちになり、同じ病気のサバイバーの人達に会ったりして、モチベーションを高めました。

改めて「やっと、親になれたんだから!」ですよね。
子育てはたいへんですが、
お互いに体にも気をつけて頑張りましょうね^^
Commented by Motoko at 2010-10-24 09:30 x
私も、子宮頸がんの手術を受けました。
31歳の秋、当時公務員だった私は、「ただで検査が受けられる」という理由のみで検査を受けに行きました。結果、精密検査が必要となり、精密検査の結果、手術が必要と診断されました。
病院を出て、母に電話したとき、こらえていた涙が一気にあふれたのを覚えています。
私の場合、手術は1時間程度で済み、術後の痛みも出血もありませんでしたが、精神的に大きなダメージを負ったことは確かです。術後、切除部分の病理検査結果を聞くときは、体が震えました。査結果によっては、子宮全摘、という可能性もあったからです。
そのときの入院を機に、秋田での教員生活を辞め、地元北海道に戻ることを決意しました。来年1月末で、術後5年が経過することになります。まだ結婚もしていなく先行き不安な私ですが(笑)、妊娠出産可能なまま5年経過したことに感謝しています。
お互い、手遅れになる前でよかったですね。




Commented by bham at 2010-10-25 13:38
>Motokoさん
術後5年まで、もう一息ですね。精神的なダメージ・・
さぞかし、お辛い時間だったことでしょう。
それでも、出産が可能なステージだったということで、
早く見つかって、本当に良かったですね。

ガンの宣告を受けた後に、初めて向かい合った病気のことを、
ネットで調べているうちに、20代半~30代前半の未婚女性で、
残念ながら出産ができない結果になってしまった方々の
体験記を読んでいて、検診の重要性を多くの人に広めなくては!と
心底思いました。

まさか、私が・・これは、多くの罹患した人が思うことのようですが、
それくらい、症状がないというのは本当に恐ろしいですよね。

これから、北海道もバーミンガムに負けないくらい(?)
寒くなるかと思いますので、Motokoさんもご自愛ください。
Commented by daisythepoodle at 2010-10-25 23:45
ごんざれすさん、
そうですね、もう手術から1年ですね。ごんざれすさんが元気になって本当にうれしいです。
実はスメアテスト、去年か一昨年にNHSから手紙が来て、正直面倒だなー、嫌だなーなんて思いながらも検査したのを覚えています。次回はごんざれすさんのおしゃる10日目に合わせて行こうと思います。そんなこと知りませんでしたよホント。ヒトパピローマウイルスが原因だというのも、知りませんでした。こうやって、ごんざれすさんのようにご自分の闘病の様子を皆さんにお知らせしてくれて、感謝してます。子宮頸がんの認識を深めてもらって少しでも早期発見できる人が増えると良いですね。
GP選びも、ダメと思ったらさっさと変えたほうがいいですね。
ところで、ごんざれすさん、ベーガンちょっとやってみます?冗談ですよ、ベジタリアンで十分!
Commented by bham at 2010-10-26 15:59
>がえるさん
ありがとうございます。がえるさんには、ガンが発覚してから
ずっと、支えていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
気の置けない友達との食事やお茶の時間で、いっぱい笑って
また、元気になれるんですよね。今後ともよろしくお願いします!

ダメGP・・色んなところで聞きますが、今のGPは
医師が5人位いて、患者からの意見書を入れる「目安箱」
みたいな物もあってか、スタッフにほどよい緊張感がある所で、
なかなか良いですよ。がえるさんのお家から近かったら
お薦めしたいくらいです!

ベーガンですか^^;たまに、チキンなんかもつまんでしまうんで・・
もうちょと、ペスカトリアンを頑張りまーす!
by bham | 2010-10-20 18:25 | ガンとの闘い | Trackback | Comments(12)