保存鉄道大国の時間旅行

ちょっとした事件が起った先々週の金曜日から何かと落ち着かずに、いつもにも増して時間が足りない!!と悲鳴を上げながらも、後は「待つ」しかないと言う状況までたどり着いたので久しぶりに鉄三昧のゆる~い日曜日を過ごしました。何でも、現在バーミンガム大学にて産業考古学の研究されている鉄友のM氏を惹きつけて止まない、ほとんど見かけることのできない希少ディーゼル機関車が運行されるとのことで、「一体、どんなコンディションなんだろう?」とワクワク。M氏&鉄一家の総勢4人でバーミンガムから30分ちょっとの所にある
Severn Valley Railwayに朝駆けしました。

両手にテツ
c0172202_328358.jpg


保存鉄道なので始発は9時55分と遅めですが、私達が到着した9時15分頃には既に多くの鉄ちゃんが集結。雨も上がって、蒸気を調整中のSLやエンジンの具合を見ている他のディーゼル機関車をプラットホームから眺めていたら、ついに主役が登場!British Rail Class 42(写真左)は、旧東欧諸国を今なお走っていそうな感じの懐かしく可愛いデザインで、私もひと目で気に入ってしまいました。このタイプはドイツ製をコピーした「英国製」で、50年頃前に生産が終わっていることや、もともと作られていた期間が短い点で保存されている分が少ないようです。

いつの時代も
c0172202_3285433.jpg


乗り鉄でもあるM氏は終点までの約1時間の旅を片道のみ楽しむとのことで、撮り鉄の私達は始発の Kidderminster から終点の Bridgnorth まで車で別移動。空いた日曜日の道路状況だったので30分足らずで到着し格納庫など見ていたら、見知らぬ少年に一瞬ハッとしてしまう出来事が!大興奮でプラットホームを駆け抜けて、メインテナンス中の機関車の前にいた私達の後ろでピタッと止まった彼の表情はナ・ン・ト・30年ほど前に撮影された夫の写真にそっくり^^; 一瞥した後に、「え゛ーーっ?!」と驚いて振り返りマジマジと見てしまうほどで「まさか、他に子供なんていないよね?」と夫をからかってみたら、本人もウケたみたいで「ん~。立派な鉄顔だ」と(爆)その後、この鉄顔少年は、メインテナンス中のボランティアのおじさんにあれこれ質問をして、おじさんも友好的に受け答え。ほのぼのとしてとちょっぴり感動的な場面でした♪

もうひとつの鉄道
c0172202_3323536.jpg


M氏は Bridgnorth の街は初めてだということで、せっかくならばコレまた面白い「bridgnorth cliff railway」に乗ることにしました。イギリス最長のセブン川沿いにある町と崖の上にある町の往来を簡単にできるようにと1892年に作られたケーブルカーの鉄道で内陸にある分では、英国最古かつ最も急勾配であるというのが売りで地元の人をはじめ、多くの旅行者を魅了しているレトロな雰囲気にM氏も大喜び!&もう1人(娘=小鉄)も大興奮でした。

車窓から
c0172202_3351730.jpg


おりしも、先日、新しいオーナーが発表されたこのクリフレールウェイは、現在は電動になっているものの、オリジナルは水重式(水の重力を使った動力)だったそうで、乗車時間は1分ちょいですが、目の前に見える2本のケーブルと車体の傾き加減が妙にスリリングで、マニアには堪らない乗り物のようです。

寄り道
c0172202_336432.jpg


中世の城塞都市のような雰囲気もあるBridgnorthの街を後にし、再び鉄三昧の〆にとKidderminster駅に戻る途中に広がる景色が美しすぎたのでちょっとだけ脇道に入り休憩することにしたら、どんどん脱線してセブン川沿いにある渡船場に着いてしまいました!「フェリー乗り場」と書かれていた看板が道中にあったので、どんな物なのかと思いきや・・・これも、もしかしたらビクトリア朝の置き土産か??と思うような面白い構造が・・・

矢切の渡~し♪
c0172202_3364682.jpg


川の上を漂流しているデッキのような物がフェリーの正体でして、これまた心細いワイヤー1本を頼りに伝って行くみたいな造りで驚きながらしばらく「へぇ~」と眺めて、産業考古学的にはどうなんだろうとM氏のリアクションを確認すると、どうやら「論外」だったみたいで自生する植物をカメラに収められていました 
^^;

オマケ:本格的
c0172202_424728.jpg


とまあ、よくある行き当たりバッタリの珍道中でしたが、無事、Kidderminster駅に戻りティータイムの後に博物館を見学して家路に着く予定で最後の自由行動。小鉄と私はミニレールウェイに乗って3分位の旅を楽しみましたが、子供用だと侮ることなかれ!折り返し地点には、ホンモノ顔負け転車台まで設けてあって、この保存鉄道のボランティアの皆さんの腕前にまたまた脱帽!とても興味深い作品がいっぱいでした。小鉄も気に入ったようだし、これからの季節は、一段を元気になる蒸気を眺めにこの鉄道の沿線をプラプラしてみようかなーと思います006.gif
[PR]
トラックバックURL : http://bham.exblog.jp/tb/16817563
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by watahiro-aya-s-m at 2011-09-06 07:49
鉄道ファンでない私でも興奮してしまうほどの可愛いレトロな機関社ですね~。近くで見ることが出来たら、いや、実際に乗れたらさぞかし嬉しかったことだと思います。羨ましい。。。。

イギリスのレトロな感じが、とっても癒されますねぇ。

Mさんも、元気そうですね^^ 懐かしいです。
Commented by えぃこ at 2011-09-06 07:58 x
楽しい日曜をお過ごしになられたようで、よかったですね~
同じものを愛する人は、同じ表情になるんでしょうか(^^)
ということは、鉄を愛する家族3人の表情は同じ・・・???(笑)

ケーブルカー、すごく急勾配ですね。
畑にあるみかんとかを運ぶレールカーを思い出しました。
この感覚は、農家の孫なんでしょうね・・・
Commented by bham at 2011-09-06 17:19
>わたぽんさん

このセブンバレー鉄道は、何度行っても飽きない場所なんですよ。
いつも、ボランティアの方の鉄道に対する「愛着」がいっぱいでほっこりです。
きっと、わたぽん家の皆さんも好きな雰囲気かも(笑)

Mさんは大仕事が終わられたようで、絶好調でしたよー^^
Commented by bham at 2011-09-06 17:32
>えぃこさん

やっと、外出ができました!おまけにお天気にも恵まれて最高でした♪

3人が同じ表情^^ かも知れないですね。ぼや~っとして、筋肉も
緩みっぱなし・・・そんな感じで鉄道を堪能していると思います^^;

あの美味しかった瀬戸内のみかん(笑)また食べたくなりました。
レールカーなるものが畑にあるんですね。面白い!
イギリスのりんご農家にも、ミニレールを使っている所があるようですが、
楽しそうでいいな~(なんて、怒られそうですが・・)^^
Commented by rie at 2011-09-08 21:11 x
お久しぶりです!鉄道ファンも乗ってしまうほどの機関車私も1回乗りました!何だかこの日記を見て得した気分になりました笑bridgnorthは素敵な所ですよね〜
しかし世の中にはそっくりさんが2 3人いるというのは案外まんざらじゃなさそうすね〜
Commented by bham at 2011-09-09 15:43
>rieさん

rieさんも、このBritish Rail Class 42が走る日に行かれたんですね。
年に数回のチャンスなんだそうで、確かにラッキー(?)ですね^^
bridgnorthに行くと何故か、ヨーロッパ〔大陸)の小さな街にいるような
気がするんですが、仰るとおり素敵ですよね♪

これまでにも、夫に似た雰囲気の人を何度か見たことがある(ありふれた顔?)けど、
今回は、写真から飛び出してきたの?って感じでビックリでした!
by bham | 2011-09-06 03:51 | 鉄子系 | Trackback | Comments(6)

英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>


by bham
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31