バーミンガム素描 ~Oh,Brummie!~

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英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>

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手術までのカウントダウン

MRI検査の後に、主治医の先生による初診日と、手術日もほぼ決定したとの連絡を受け、その際に、この顔合わせが手術前における諸々の確認と説明の最後の機会になるので(徹底してムダのないNHS・・・)、もし、質問等がある場合にはその時にとのアドバイスを受けましたが、ここまでの流れを日本式に考えると、超がつくほどの大飛躍。このチャンスを逃さないようにしなくては!と限られた時間の中で、急いで具体的な準備を始めました。

とにかく問題だったのが、日本語でさえ聞いた事もない専門用語をある程度理解して、覚えておくことでしたが、年々怪しくなる記憶力では、とてもじゃないけど、関連の語彙をすべて脳内に収める事は無理!と判断して、重要度を分けた虎の巻を作成し、先生への質問事項も要点をまとめた文章+優先順位をつけて臨むことに。

そうして迎えた予約の日は、予想通りの与えられた時間(15分ほど)だったけど、大切なことから話を進めることができたことで、随分と安心できる展開になりました。

病状の説明では、少し辛めに診断を下して1b1期というステージであるということと、それに伴う治療法は、広汎子宮全摘出術(子宮とその周辺の組織やリンパ節を取り除く)という大掛かりな手術を第一に、その後の結果如何では追加治療(放射線や化学療法)になる可能性もあると聞かされましたが、この方針に、女性として精神的な打撃を受ける患者さんも少なくないので、カウンセラーが必要であれば手配しますとの配慮もいただき、その辺りのバランスの素晴らしさに感銘を受けましたが、ほとんど想定していたことと、「命あっての物種」と、どんな治療法でも受け入れる覚悟ができていたので、特に必要ナシといった感じでした。

絞り込んだ質問は①ガンの種類 ②付属器(卵巣及び卵管)の温存の是非 ③手術における輸血の可能性の3点でしたが、①については、扁平上皮癌という一般的な形態である=症例数の大多数を占め、予後も良いケースが多い ②については、子宮頸がんが卵巣へ転移するのはかなり稀であるのと、40歳という年齢を考えると、まだまだその働きは重要であり、術後の生活の質を考えた上でも温存する方針 ③の輸血に関しては、ほぼ問題ないだろうけど、術前の血液検査の結果で確認するという説明を受け、少し不安に感じていた点がスッキリ。これで、ある程度落ち着いた状態で手術に臨めそうだと思ったところで、頭を悩ます質問が・・・

それは、手術の方法で、執刀数が多い開腹手術<切開部分が大きくなるので、術後の回復に時間を要する>か、数年前から始めているkeyhole surgery(内視鏡下術)<切開部分が劇的に小さくて済むために、術後の回復が早い>のいずれかを選択するようにと・・・もちろん、即答できるほどの確信的な判断材料もなく、こちらは手術前日までの約2週間の猶予をいただいて、新たな課題となりました。

その後は、迫り来る時間の中で、ありとあらゆる伝手やコネに頼って大騒ぎを・・・^^; 幸運にも、当時、バーミンガムにいらっしゃったご専門は違うけど、NHSと少し状況が似ている日本の大学病院や医師側の諸事情にも明るいT先生が総括的な相談役になってくださって、色々と検討した結果、開腹手術を受けることに決めました。

説明書
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そして、いよいよ手術2日前の検査日(29日)を迎えるわけですが、これは、もちろん日帰り。こともあろうか、この頃、私は、喉が腫れ、微熱もあるという最悪の体調で、もしかすると手術が延期になるかもと心配していたら、「とにかくパラセタモール(イギリスの代表的な常備解熱鎮痛剤)を可能な限り飲んでちょうだい!」とナースから叱咤を受け、渡されたクロルヘキシジンからなる消毒効果のある液体で、家を出てくる前に体を清めてくることを言い渡されての帰宅になりましたが、既に「自分でできることは自分でやってね by NHS スタッフ一同」034.gifという空気がひしひしと伝わってきました。

思ったより長くなったので、入院から手術までの1日はまたの機会に。

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by bham | 2015-02-22 00:00 | ガンとの闘い | Trackback