バーミンガム素描 ~Oh,Brummie!~

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英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>

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遂に迎えた手術日

いよいよ手術日が翌日に迫った2009年12月30日の午後、どうかまた無事にここへ戻れますようにと神様にもお願いして自宅を後にしました。入院先は、なじみのある Birmingham Women's Hospital ではなく、主治医の本拠地である Birmingham City Hospital で、前日の入院前検査に来たのが初めてという未知なる場所ということもあって、少し心細くなったり・・・

案内板
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総合受付で入院先のワード(病棟)を確認し、曲がりくねったた廊下を歩いて行きながらなんだか空港のコンコースみたいと、増築が繰り返されたのであろう不思議な造りの建物の中を進むと「D27(婦人科病棟)」前に到着。入り口の扉を開け、左右にずらーっとそれぞれ10床以上のベッドが並んでいる、まるで野戦病院のような雰囲気に圧倒されていると、すぐに病棟のナースが応対してくれて入院の手続きがスタート。

入院許可
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私のベッドは、そのズラリと並んだ一角にあり、薄っぺらいカーテンを以って各自の境界を保つようでしたが、視覚を遮る以外はほとんど機能せずに、お隣さんの事情も聞こえて来たりして、様々な容体の人が1つ屋根の下に集められているのが分かりました。

手術まで24時間を切っていた私の一番の問題は相変わらずの体調で、この日も37℃台後半の熱が下がらずに、遂には主治医の指示で抗生物質を飲む事になりましたが、イギリスに来てから抗生物質を摂ることがほとんどなかったせいか面白いほど効き、熱も下がり始め手術は予定通りにとの最終判断が下りました。前日の検査の際にもらった入院に関する手紙に書かれていた、キャンセルに該当する諸症状があったものの、ほぼ大丈夫だろうとのナースの判断にも改めて感謝。

その後の手術内容の確認も、これまたあっさりで、主治医を中心とする医療チームの皆さんがベッドの側に来られて、簡単な挨拶のあとに私に関することの説明が始まり、希望する手術の方法を聞かれたので伝えたら「了解」じゃ、また明日という感じで10分位で終了^^;後は、ナースが夫に「手術が終わったら電話するけど、この番号で良いかしら?」と・・・「えっーー?」もしかして、日本のように家族が病院で手術が終わるのを待つということはしないのだろうかと思い聞いてみると、かなり婉曲的ではあったけど早い話が、長時間の待機は時間の無駄ではなかろうかということで、病院側が提案することはないとのこと。これにも一瞬驚いたけど、確かにと思い「じゃあ明後日に。万が一のことがあったら娘のこと頼むね」と夫に言ってお別れを。

その夜から、手術に向けての色んな準備が始まりましたが、事前に用意していた手術までの流れ一覧表(日本式)と比べると、「一気に3コマ進む (ひぇ~^^;)」みたいな展開が数回あり、これまた、大多数の人がそれでOKという統計を基に作られたとしか思えない「要点のみ」的な内容に驚きながらも、だから手術前24時間を切っての入院が可能なのかと納得し、これは、イギリス流を信じて進んだ方が精神衛生上良いと考え「幾通りかあるやり方の1つ」だと思う事にして、細かいことは気にしない様にしました。

そうして迎えた手術当日は、体調のチェック→主治医の回診→麻酔科の医師による問診と速いペースで進んで行きましたが、この麻酔科の先生がとっても柔らかい雰囲気の方で、既に麻酔にかかってしまったかのように不安が飛んでしまい、その技(?)にもビックリ!いよいよ手術室へと送られることになりましたが、病棟の外の廊下は2℃位と極寒状態^^;しかも薄手の服にブランケットしか掛けられていない私の体から熱が出て行くのが分かるほどで、思わず「寒い~!」と口に出してしまったら、送り出し中の看護学生さんが「急ぎますーー!」と暴走状態に・・・何でもジンバブエ出身だという彼女も「祖国に帰りたい!」とイギリスの冬の寒さが苦手なんだとかで、廊下で猛ダッシュ+最短距離の行き方を習得中とかなんとかでちょっとばかりラフな展開になりましたが、無事に手術室辺りに到着。

他にも2件の手術があるとのことで、一帯は関係者で溢れちょっとした渋滞ができていて、全く進まなくなったので聞いてみるとまたまた「えっーーー!」なんと・・「停電だよ」「またか」なんて声も聞こえてきて、終いには「オレ、これ(仕事)が終わったらテネリフ(カナリア諸島)だぜ」「そりゃいいな」なんて世間話も。この辺りも、日本じゃ考えられないなと思っていたら、目の前に主治医の先生が!「(停電は)たまにあるけど、バックアップシステムがあるから大丈夫よ」とにっこり微笑みながら話しかけてくださいましたが、なんとも・・・このあたりもカルチャーショックというか、手術前の停電の中でも緊迫した空気はなく、これはまさに、窮地においてイギリス人がよく口にする「It's not the end of the world」→ → 「だからあなたも気を楽に」的メッセージではなかろうかと、妙なところで勇気づけられました037.gif

そうして、いよいよ手術室へ入り、10まで数えている途中でzzz。それからのことは、またボチボチ綴って行きたいと思います。
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by bham | 2015-02-23 00:00 | ガンとの闘い | Trackback