児童数1の教室

出生の翌日に右目が先天性白内障と診断された娘のその後は、取り除いたレンズの代わりにコンタクトレンズを入れ、更にその目を鍛えるために正常な左目にアイパッチを着け、「使える目」であることを脳に認識させるトレーニングを1日6時間続ける日々。

セット
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2ヶ月毎に通っている子供病院では、視力検査とレンズのチェックで、だいたいの視力(認識できる大きさによる)とレンズの適合性(コントラスト)を推量してもらっていますが、他の要素については詳しく分からないといった状況なので、娘の行動と照らし合わせながら、本人にとってベストな状態を手探りで見つけて行くしかなく、行き着いた結論は「ホームエデュケーション

振り返れば入学準備コースが始まった一昨年の9月。学校へ行くことを強く拒んだ娘を説得しながら、学校とも交渉し、少しずつ慣らして行くパートタイムからスタートしたものの、日に日に娘の爪噛みが酷くなり、ストレスも最高潮に・・・学校からも遠まわしながら「学校の評価の足かせになるような子供」の受け入れについての難色を示される始末。結局、Ofsted (Office for Standards in Education)から最高の評価を得たい校長先生の意向を聞いた時に、このまま娘を通わせ続けても誰もハッピーならんなと思い、今後について夫と作戦会議を。

不慣れな新しい環境よりも不良な視界がネックになっていたようで、登校してから見えない目だけでほぼ1日を過ごさせることについても、考えさせられることになり、病院の定期健診では詳しく分からない点(物を認識する際の適切な明るさやアングル、それに目を使い続けることに耐え得る時間)についても検討した結果、弱視の子供に適った方法でしっかりと対応して行くのが、今の時点では最善策だろうという結論にたどり着きました。

教材①
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視力が定まるとされる9歳になる頃までが勝負ということで、1日6時間のアイパッチ装着は妥協ナシ!それでも、読み書きができるように、まずは「文字」や「数字」を立体的に捉えて覚えさせることから始める事にして、大活躍なのが、junior learning という会社の商品で、マグネット式になっている教材。色んな応用が利き、読み書きに時間を要する娘にも簡単に認識できるようで、英語担当の夫と一緒楽しみながら少しずつ進む事ができています。

教材②
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算数は私が担当していて、こちらもゲーム感覚で数遊び的なものから入り、応用と反復へ順調に進むことができています。

(教材③
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他には、大きさや形の認識、数量のカウントなどをプロセスを通して学びながら、既成のパターンを組み立てたり、新たなデザインの創作を楽しめる遊び心いっぱいのアメリカのMelissa&Doug社のマグネット式のパターンブロック。

と、こんな物を使ってボチボチと目の疲れ具合を見ながら進めているホームエデュケーションですが、約1年半経過した、これまでのところの一番の収穫は娘の精神の安定で、この選択をして良かったと思います。

オマケ:気になる
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何はともあれ娘の視力の発達が最優先ということで、採光に重点を置いた教室からは、近くの病院跡地に、時々、爆音を轟かせて負傷兵を運んでくる英軍の大型輸送ヘリが見えることも。その迫力に、しばしの授業中断となりますが、何でも認識することが大切なので良し!として、これからも最善の結果を信じて、頑張りたいと思います006.gif
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by bham | 2015-02-27 06:18 | ホームエデュケーション | Trackback

英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>


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