産業遺産の運河

もう秋風が吹いてる感のある最近・・・(涙)それでも、短い夏を楽しむぞ!と運河を行くボートに乗って来ました。といっても、優雅な遊覧船ではなく

じゃーん
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ライト搭載の船体にヘルメットを被った乗客 → → ガテン系(?)

オフィス
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簡素な作りの待機所には、あまり愛想の良くない御姉さま方&対照的で気風の良い船頭(ガイド)さん達がいて、屋形船の船着場を思ったり。

船出
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そうこうしているうちに、出航~!娘もヘルメットを被って大はしゃぎ。どうか、この後に待ち受けている初体験の空間に、娘っ子がビビリませんようにと祈る私^^;

隧道
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直ぐに、小さな1個目のトンネルへ入る船体。いよいよ、バーミンガムの北西部に広がるブラックカントリーの歴史を知る45分の旅が始まりました。

通過中
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産業革命期には、この一帯で盛んだった重工業の原料を供給する鉱山が点在していたらしく、それらをつないでいた水路の一部を再利用し当時の様子を再現したボートトリップで、乗客は朝駆けで参加した私達4人だけの貸切状態。

内壁
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トンネルを抜けると小さなジャンクションがあり、再びトンネルへ。元々、石灰岩を掘り出していた一帯だそうで、トンネル内にはレンガやコンクリート、それにむき出しの石灰岩が鍾乳化していたりと、地盤や地層によっての変化も面白く。

ごめんよ
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間もなく、トンネルから続く洞窟が広がろうかというタイミングで、ガイドさんが「コレ何~だ?」ですと。黒カビ?はたまた岩ノリ?なんて珍解答が飛び出しそうになったけど、よく見るとちょっと動いているし・・・正解は「コウモリ(集団昼寝中)」。なんとも・・・(あまり得意な系ではないかもしれません^^;)

深い
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洞窟に入ると、現代のハイテクを駆使した映像や音響を使っての歴史を知るコーナーがあり、過酷な労働条件下にあった産業革命期の頃の話だけかと思いきや、更に遡って4.2億年前の地質時代の話まで!もともと海であったことを示す地層がはっきりと分かる一帯もトンネルの壁の一部になっていて、悠久の時を感じてみたり。

ズーム
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貝殻や海草の化石。

体験
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繁栄の陰には、多くの犠牲があったと語るガイドさん。特に、脆い地盤の石灰岩の採掘では落盤事故が多発していたこともあり、当時の労働者の平均寿命は30歳位だったとか・・・男の子は9歳から、女の子は12歳から入坑し働いていたという時代背景も知らされ愕然としながら、当時の重労働の1つである「レギング/Legging (トンネル内の壁を乗員が蹴りながら人力で進んでいた)」に男性陣が挑戦。ほんの数分でしたが、2人ともちょっと苦しそうでした^^;


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注)心霊写真ではありません。 トンネル内のレンガに所々窪みがあり、何だろうなと思っていたら、その謎解きが。

実証
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エンジンの無いボートを押して進ませる際に使っていた、尖った船ざお(barge pole)の先端がレンガにくい込んだ跡が、今なお残っているとのことでした。近代の歴史のみならず地層ができる過程の話にまで遡ったツアーも終わり、イギリスに来た最初の夏(約10年前)に初めてこのボートに乗った時には、産業や地学的なことに関する語彙に加えガイドさんのブラックカントリー訛りに惨敗だった聞き取りも、随分と耳が鍛えられたせいか(笑)だいたい理解できてホッ042.gif

民俗的
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帰りに売店に置いてあった、ナロウボートに書かれているキレイなデザインと同じタッチの雑貨を発見。ガイドさんによると19世期の半ばあたりに興ったアートで、何かと汚い物扱いをされたり、見下されたりしていた船上生活者達が、そのイメージを払拭しようと頑張った結果、定着したとのことでしたが、色とりどりのバラの花は必ず書かれているようです。

娘をボートに乗せるついでに、まだ難しい内容だけど少しでも社会科見学になればと思って出かけたボートトリップでしたが、歴史の他にも関係している色々な分野の勉強にもなり、娘がもう少し大きくなったら、今度は一緒に予習をして臨んでみたいなと思いました。 

Dudley Canal Trust Trips
http://www.dudleycanaltrust.org.uk/
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by bham | 2015-08-02 00:05 | バーミンガム市内と周辺 | Trackback

英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>


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