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スコットランド南西部の旅

バーミンガムの自宅から301マイル(約485キロ)の移動の末に到着したのは、グラスゴーよりちょっとだけ南西にあるAyr(エア)という、海辺の美しい都市。

とこしえ
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家屋、橋、歩道といたるところが石造りになっていて、ああ、スコットランドに来たんだなと感慨深く、ずっと封印していた「会いたい」という気持ちを素直に全開にして✨向かった先には懐かしい笑顔が^^

気骨
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瞬く間に2年ちょいの空白の時間は一蹴されて色んな話が弾み、また一段と加わったであろう逞しさと共に、ナイスミディへの道を相変わらずの芯の強さで突き進んでいる友達の姿も良い刺激になり、海から吹き付けてくる冷たい風にも負けずに、青空に堂々と翻るスコットランド国旗を眺めながら、どんな困難にも立ち向かうタフさって大事だなと改めて。

郷土食
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ひとしきり話した後は、いい具合にお腹も空いてきたのでお薦めのカフェへ行き、伝統食のScotch broth (大麦〈押し麦〉スープ)をメインに野菜や肉類もしっかりと摂取。外食が多くなる旅先でも家庭料理風はありがたく、あとで気づいたのは、肥満率が高いとされるイングランド中西部と比べて、アエでは健康に大きな影響を及ぼすレベルとされる人がほとんど目につかずブロスやオートなどの食物繊維を上手に使った食事の伝統も影響しているんだろうなと、健康的な料理も興味深く。

英国紙幣

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ただ一緒にいるだけでも嬉しく^^、ほっこりしながら気が向いたら買い物をしたりの街歩き中にスコットランドの新5ポンド札が登場したので、持ち合わせのイングランド&ウェールズ版と並べて記念撮影しイギリスが連合王国であることを実感。

力作
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翌日、きれいな公園を散歩中に見かけた大きな木を使った彫刻は、大胆にチェーンソーで施されたものだそうで、傍には美術館もあり近郊の優雅なスポットでのんびりして、詰め込みがちなスケジュール満載の旅とは一味違った贅沢な時間に。

名士
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その後は、あの名曲「Auld Lang Syne (蛍の光の原曲)」の作詞を手掛けたスコットランドの国民的詩人と言われるロバート・バーンズの生誕エリアへ行き、博物館にも足を伸ばしてスコットランドの民俗的な文化に触れ前回のエディンバラ&グラスゴーとはまた違った印象を受けながら、日本の卒業式や閉店時間に流れることが多いこの曲がイギリスでは年越しで流れる点も面白く、その原曲の歌詞にはどんな意味があるのかも初めて知ることに^^;


またいつか
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2年前の夏、人生の大転機に向かって大きな舵取りに挑んだ友人夫妻も、今では安定した幸せな生活を送っていて、子供達も仲良く遊んでくれて両家のこれからの青写真を語り合い、名残惜しかったけど1年以内の再会を目標にしてお別れのハグを(涙) 帰り道に広がる荘厳なスコットランドの自然の中をドライブしながら、Auld Lang Syneの歌詞にあるような過ぎ去った時間を思い出しながらも、まだまだ途中であり、いつの日か今回の旅も懐かしの一コマになるんだろうな。なんてことを考えていたら、カーナビから流れる「この先、180キロメートル直進です」のアナウンスで現実の世界に引き戻され^^; 薄暗くなり始めた道を気をつけながらひたすら南下し、いよいよスコットランドともお別れに。029.gif


by bham | 2016-11-25 02:14 | ヨークシャー~北部 | Trackback

英国人と結婚し、永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。©2008-2024 Oh,Brummie!


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