幸運をよぶ雑貨
2017年 01月 07日
酉年だからというワケでもないけど、トリをモチーフにしたものがいくつかある我が家。それらのほとんどが幸運を意味するそうで、色んな縁でイギリスにやって来たらしいが、そのルーツがはっきり分かったのはポルトガルの「ガロ」のみ。
(伝統)
(類似)
そして、ずっとそのガロだと思っていたちょっと大きめのニワトリがスウェーデンの出身だったとは知らなんだ…とある日、これを触っていた娘が「お母さん、これなんの文字?」と足元に貼られていたラベルを指していて、ポルトガル語だと思い込んで見ていたら「Ä」やら「Ö」が書かれていてギョ 調べて行くうちに、ダーラナホースという、これまた幸せを運ぶ馬の伝統工芸品の鶏バージョンということが判明。
(重厚)
もう一つ、贈答品は好みじゃないとこんな事って起こるんだわと、長いこと使わずにしまわれていた感がハンパない箱入りのセットにもガロのような鶏が!何かのヒントなのかなと、一緒に入っていた小さな冊子を読むと全く関係のない掟みたいなものが書かれていて、出どころ探しが難航。やっと読み取った小さく彫られた文字を元にリサーチすると、なーんと、中東のレバノン南部にあるジェジンという地で1770年に創業された、 Haddad という伝統的なカトラリーや短剣を作り続けている会社の名前が出てきて、1930年からは、水牛の骨や角に真鍮を使った象嵌でフェニックスを形どった把手を施しているとのこと。
(ずっしり)
よって、このバーセットのそれぞれが重たいことにも納得。
(オマケ:お向かい)
という具合に、私が酉年なだけに、トリに関係する物が幸運を齎すのかと思いきや、実はウサギが良いそうで、可愛らしいスケッチを飾って招福大作戦を決行中。イースターの頃には、更に強力な何かが見つかりますようにと 欲をかいてみたりしながら、春が待ち遠しくも。
by bham
| 2017-01-07 05:43
| 多文化見聞
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