カテゴリ:レシピと食材(欧州系)( 23 )

スコットランドのチーズを使って

マーケットで、賞味期限切れ間近の特売品として売られていた、表面がオートミールで覆われている珍しいチーズをゲット!箱の説明によると、ハイランド(スコットランド)にて、15世紀から続くと言われている製法を受け継ぎ、今も手作りされているというチーズ・CABOC(カボック)。原材料には、ダブルクリームを使っているとの表記に、一体、どんなチーズなんだろうとワクワク ^^

オープン
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匂いは、ほのかな酸味を感じる程度、味や舌触りはチーズというよりも上質なバターに近い感じで、これも48%の乳脂肪分が成す業か(?)と思いながら、手元にある「世界のチーズ」なる本を開いてみたら、このチーズの面白い歴史が書かれていて、民族や宗教のことまで勉強になりました^^; 便利な物が何もなかった時代から、しかも、厳しい気候風土の中で培われてきたチーズなので、当然、ミルクを固める酵素を使わないため、柔らかいフレッシュな仕上がりになるようです。

創作開始
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はて・・・そのまま、パンと一緒に戴くだけでは物足りなさそうだし・・と、適当に相性の良さそうな食材を組み合わせて、オーブンにポィっと投げ込む系の料理に使う事にしました。チーズが溶けて、オーツが残ってもアクセントになりそうだなとマッシュルームの中に詰めて、サーモン(タイム&オレガノ)、玉ねぎ、粗塩、ホワイトペッパー、更に部分的にチーズをのっけてホイルで包み約20分の蒸し焼きに。

途中経過
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オニオンとチーズの甘い香りが広がってきたので、付け合せを準備しながらホイルを外し、更に5分。

完成
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ほうれん草をカボックとにんにく(みじん切り)で軽く炒めて、仕上げにお醤油ではチーズの方が負けてしまいそうな位、繊細な味だったので、マーマイト小さじ1/2を50ccのお湯に溶いて投入。軽く飛ばした後に火を止めたら、やっぱり発酵系の食品同士は相性が良いようで、見事に馴染んで互いの味を殺すことなく融合していて大成功!

オマケ①:甘い系
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チーズ本によれば、ハギスやガモンステーキ、マッシュポテトとも好相性のことだったけど、あえて、シンプルに美味しいパンとジャムに合わせてみたくなって機会を窺っていたら、ちょうど、月に一度開かれているキングスヒースのファーマーズマーケットで Andrew Davies Bakeries  の HONEY SPELT (£1.80 )を入手。これまた、免疫力アップの働きもあるスペルト小麦を使った、超~美味しいパンが買えてハッピ~♪

オマケ②:軽食
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早速、家に戻ってスナック用に軽くトーストして、カボックとベリー系がミックスされたサマーフルーツジャムと一緒にいただいたら、これまた、上質の材料を使った焼き菓子のような仕上がりで、ミルクティーにもぴったり。偶然、マーケットで見かけたカボックでしたが、このチーズは、製法を含めて感心することが多く、わざわざでも買って使いたい1品になりました。016.gif
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by bham | 2012-11-04 03:16 | レシピと食材(欧州系) | Trackback

秋の食材@モリソンズ

いよいよ魚介が美味しい季節の到来^^ 鮮度の良い物を見つけたら、迷わず買っちゃおうと勢いよく向かった先は、家から20分位の所(バーミンガムの南端エリア)にあるスーパー・MORRISONS。ここの魚屋さんは、鮮度が良い物が多く、たまにインドアマーケットよりもお値打ちかつ新鮮な物があったりするので、気に入ってます。

旬①
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1個60ペンス。と書かれた所に2つだけ残っていた、きれいな牡蠣をゲット!センターのマーケットと比べると高めだけど、健康そうな殻の状態からして、これは旨そうだ~^^ と嗅覚が反応。早速、家に帰って、ライムとチリソースで食べてみると、白子のような濃厚な味わいで絶品でした~♪

旬②
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牡蠣がダメな夫には、ムール貝を購入。こちらも、まずまずの鮮度で、髭を引っ張ると反応があるものばかりで、食べられたくない側と食べたい側の綱引き状態。ちょっとたいへんだったけど、下処理を終えて鍋の中へ。

手抜き料理
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バターと白ワイン、それに人参、セロリ、パセリ、たまねぎ、にんにく、ロシアンケール(茎)を加えて ベルギー風のMoules au vin blanc (ムール貝の白ワイン蒸し)を作成。といっても、材料を投入後、フタをして火にかけるだけなので、料理と言って良いものか・・・

完成
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野菜の甘味が全体的な味をマイルドにしていて、あまりにも美味しかったので、予定変更で、自分の分もお皿についでいただきました^^;

旬③
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久しぶりに行ってみたモリソンズの店内が、少しお洒落になっていて、これまでは扱っていなかった世界中の野菜がズラリ。シティーセンターのマーケットでは手に入らないけど、ここでは入手可能な物もいくらかあってアッパレ!Sweet Russian Kale なる初めての野菜を試してみることにしましたが、他にも、エリンギが king oyster mushroom の名で売られていたりと、かなり嬉しい品揃えでした。

実験
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未知なる野菜のSweet Russian Kale を洗い、まずは、香と味を確認して、どんな料理に向くのかをチェック。葉は柔らかく、サラダとしても使えそうだけど、大量消費はきつい・・・と言うことで、大部分を青汁用に。筋を取り除いた茎の部分は、ムール貝の鍋に放り込んで大正解。甘く柔らかな仕上がりで、体も温まる感じでした^^ それでも、まだ余っていた分は、菜っ葉類の独特の香とマイルドな味が似ているということで、只今、故郷の名産・高菜漬けへ変身中。上手く行くのか・・・乞うご期待?!

オマケ:お尋ね者
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思った以上に楽しい買い物となり、代は満足じゃ(?)とお店を後にしようとしていたら、何やら気になる張り紙を発見。どうやら、スーパーの近くのエリアでの、CRASBO(criminally related Anti Social Behaviours Orders )= 刑法上に関連する反社会的行動禁止命令・・??つまり、刑法に触れる何かをしでかした者の写真の他、名前と住んでいる家のおおよそのエリア、それに、この人がウロウロできないエリア、期間等の情報が書かれていて、もし、違反して、立ち入り禁止のエリアに出没していたら直ちに通報してください!との社会的監視の内容が満載。これは、満杯であるといわれる刑務所に入れるほどでもないけど、執行猶予付きと言って野放しにはしておけない状態なので、地域で見張りましょう。ってことなんでしょうか・・・しかも、この人が通行を許可されている道が右上辺りに一筋、緑色で書かれているのを見て、色んな意味で凄いなと思いました013.gif
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by bham | 2012-10-24 05:02 | レシピと食材(欧州系) | Trackback

秋のマルシェ

9月も残すところ、あと1日。気づいたら、随分と日没が早くなって、厚手の服も引っ張り出して・・。すっかり、秋ということで、故郷の言葉を借りると、半年ぶりの「のぼせもん」。またしても、美味しい物を求めて、ドーバー海峡を渡って来ました。

ボンジュ~る
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カレーの街のマルシェの場所が、アルム広場(Pl.d'Armes)からマレシャル フォッシュ広場(Place du MARÉCHAL FOCH)一帯に移動していて、春先よりも、ストール数も減ったような感じでしたが、それでも、新鮮な食べ物は健在!シャキッとした葉っぱを見た時に、これは即席漬けにしたら美味しかろうと閃いて、一束お願いしたら「葉っぱは、落とした方が良いかしら?」と聞かれたので慌てて「ノンメルシー ^^;」(かぶも然ることながら、その葉っぱが良いのですよ・・・マダム。)

秋の味覚
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きのこ類や特産のチコリー、それにスモークしたニンニクなどを買い込んで、さぁ何を作ろうかなとワクワク。野菜の後は、イギリスとひと味違う肉類を求めて、以前より気になっていたブーシェリーへ入ってみる事にしました。

商売繁盛
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前回来た時も、地元の人達の列が途切れることなく賑わっていたお店で、きれいな肉類の他、ハムやロースト系、さらには、ちょっとしたオードブルや軽食にも良さそうな肉を使った加工品がいっぱい。ショーケース内の減り方を見ていたら、美味しいに違いない!ということで、私も色々と買い込むことにして選んだのが(笑) ↓

グロ系
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ムッシュー、豚足 シル ヴ プレ」と、最後の1足をゲット。既に、下処理をして軽くローストしている2次加工が可能なタイプで、衣を着けて揚げようと、煮込もうとお好きなように。というありがたい状態で、所々に入っている切込みを見ても、かなり腕のある人が調理しているのが分かり、早くも食べたくなりましたが、ぐっと我慢。

ズームイン
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バーミンガムで手に入る豚足よりも、小ぶりで締まりもよろしいようで、思わずイェ~イ!

乾杯
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このお肉屋さんで買った、かわいいデザインのビール。よく見たら、ドイツとの国境のアルザスのビール1664と同じ会社のビールで、その名もKronenbourg(クロネンブルグ) 。

こんな感じ
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非常に軽くて、飲みやすいビールでしたが、ちょっと物足らず・・・どうしようかと思った所で、豚足を煮込むのに利用。

変身①
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マルシェで手に入れた、ポルチーニとオニオンも一緒に仕込んで、仕上と思った所に、タイミングよく、友達が数日前にくれた dijon mustard が^^ ちょっとだけ足して自家製 「Pied de cochon (トンソク) 」の完成!トロリと溶ける極上の豚足と、ほのかに鼻に抜ける脂とポルチーニの香が堪りませんでした。

変身②
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こちらは、お肉屋さんのオリジナルのチキンパイ (BOUCHEE A LA VOLAILLE=2€90) で、焼くだけ仕様になっていて、中にはチキンの他にマッシュルームがいっぱい。これも、大当たりでした。

変身③
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食べ頃を過ぎてしまって、ちょっぴり残念だったのがポルチーニ。香が思ったほど生かせなかったので、買ってきたクレヴェット・グリーズ(小エビ)と一緒にに、自宅にあったサーモン、昆布を使った海鮮炊き込みご飯を作成。磯の香の中に、ほんのり山の幸という感じで、子供の頃に少しだけ暮らした、とある港町の漁師料理を思い出しました。

変身④
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かぶは、瑞々しく立派だったので、素材の味を生かすために、日本の料亭特製出汁パックとお醤油だけで調味。アブラナ科独特の風味をしっかりと楽しめる見事なクオリティーにため息をつきながら、次回はまた春先かな~と、尽きない欲望が^^; やっぱり、フランスは楽しいのです♪

オマケ:セボ~ン
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お昼は前回もランチで大量のムール貝を食べたお店へ。ちょうど、土曜日と言う事もあって、お店の中は大混乱。観光客の多いエリアの中でも、一番、流行っているようで、なかなかオーダーを取りに来てもらえませんでしたが、イギリスじゃほとんど見かけることのない位、スタッフの皆さんがテキパキと仕事をしているのが印象的でした。

今回は、にんにくの効いたクリームソース仕立てのMoule à la crème d'ail を頼み、前回食べたMoules au roquefort と比較。ロックフォールのくっさ~!という、堪らないニオイがない分、物足りない気もしましたが、後半戦はチーズの重さがない分、苦しく成らずに済んで良かったので、勝負は五分五分か?ムール貝は、春先より小粒な印象でしたが、これも美味しく大満足でした。003.gif

(お店情報)

Le Centaure

11 Place Armes, 62100 Calais,
+33 3 21 34 37 37 ‎
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by bham | 2012-09-30 06:28 | レシピと食材(欧州系) | Trackback

反則系の調理パン

ご近所さん主催☆ホームパーティーで好評だった「苦し紛れのスナック」。調子よく「何か作って行きま~す」なんて言ってたものの、諸々の段取りが狂いに狂って時間も材料もアウト!! ・・・どうしたものか・・・人が集まる時の食べ物は、凝ったものより需要がある系が一番かなと考えている途中で、メンバーの半数以上が子供&イギリス人。ということは・・「ピ~ン!」

作業開始
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前日の天候不良で中止になったピクニック。よって、大量在庫のあったBuns(バンズ)と冷凍保存OKの便利なソーセージFrankfurters ^^ 野菜やチーズ、ソース系もOK!

間に合った
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バーガー用のバンズだったので、それぞれを4等分(厚さと幅を2分割)にして、その上に、これまた同じように4等分にしたソーセージを2本ずつ載っけて基礎固め。後はテキトーにピザの要領で好きなものを加えて、グリルで数分。バンズの表面は適度にカリカリ、覆い被さった具材とソースの面積が広いので、冷めても硬くならない点では、ピザより耐久性(?)もあって、なかなかイイんじゃないの~ってオチになりました。

初トライ
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日本の調理パンみたいな物を生地から作るゆとりに欠けるため、形成までも終わっている、あとは焼くだけ状態の市販品をゲット。

下準備
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バゲットタイプなので具材が滑らないように、細かい切り目を入れて、表面に薄くマヨでつなぎを作成。

トッピング
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その辺にあった物をゴソゴソと準備して、オーブンで約8分。

完成
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ケチャップ、マヨ、チーズなどで仕上げをやって、2~3分グリルへ。ロングライフのためか、生地自体の塩分が高めということで、若干、塩気の効いた仕上がりでしたが、具材を調整すれば許容範囲。ということで、お手軽B級調理パンにお薦めです!

オマケ☆辛党
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ポテチ(クリスプス)好きのイギリス人のお陰で、様々なフレーバーを楽しめるのですが、最近のハマリ物は、このハラペーニョバージョン^^ 辛党の皆さまを唸らせる逸品031.gifで、これまたお薦めです。



*お知らせ*

しばらくの間、コメント機能を停止させていただきますが、今後もブログの方はボチボチと更新して行きますので、よろしくお願いします。
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by bham | 2012-08-24 17:00 | レシピと食材(欧州系) | Trackback

コーヒーとキャラメル

イギリスにいると、どうしても紅茶を飲む機会が多く、特にこだわりもなく過ごしていたりするわけで、あ~美味しいコーヒーが飲みたい。という欲望すら失せてしまっていたところに、ジャマイカが誇る高級品のブルーマウンテンを発見!日本では100g単位で売られているので、いきなり1ポンド(約450g)入りの大きな袋に一瞬たじろいだものの、即決→購入。

芳香
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「どうか、ハズレじゃありませんように」と念じて開封すると、さすが^^ すばらしいアロマにしばしうっとり。このブルーマウンテンのヨーロッパ向けの輸出は、全体の5%位との話を聞いた事があり、10%位が北米、そして80%超のお得意様は日本。という訳で、イギリスではかなり珍しい豆なんですが、発売元を見るとアメリカの会社だったので、厳密に言えば、これはアメリカからの輸入品ということで、驚きのサイズにも納得。早速、手元にある「コーヒーのトモ」と一緒に至福のひと時を過ごしてみました。

トモ①
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こちらも、20年ぶり位の再会となる1品。お土産にいただいた、ノルウェーの国民的朝食(?)の一端を担う山羊のチーズ・ヤイトオスト (geitost)で、見た目通り、キャラメルのような甘味のある珍しいチーズ。早速、ブルマンと一緒に楽しんでいたら、娘が「その茶色い物をちょうだい」と・・前半はキャラメル風味で、最後に山羊のミルクの独特のニオイが鼻に抜ける、大人のチーズを欲しがるとは・・・どうせ、好きじゃないだろうと思って、少し食べさせてみたら、クレクレ星人になってしまって、遂には「食べ過ぎると鼻血がでるから、これで終わり!」と昭和的オトナの言い分(?)で強制終了。冷蔵庫の奥深くに隠し収納しました^^;

一例
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薄くスライスして、北欧でよく食べられているライ麦やシード系のパンやクラッカーと合わせると、気分はスカンジナビア~ン^^ 本当に、コーヒーとの相性が良くてキケンです028.gif

北欧風
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パッケージの色使いやデザインも、北欧っぽくて気に入りました。保存できないのが残念・・・

トモ②
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そして、先月末の弾丸ツアーで買って来た、フランドル地方の郷土菓子・Babelutte(バベルッテ)Babeluttes du ○○ という風に、地名が入っていて、味も微妙に違うようですが、あの辺りの特産品である乳製品や甜菜糖の他にジンジャービスケットも原料に含まれている、なかなかユニークなキャラメルで、名前の由来は、「安物の宝石」とか「お喋り」(あまりの美味しさにお喋りを黙らせた)という、古いフランス語、もしくは北フランスの方言、はたまた、オランダ語からの派生と諸説あるようですが、どこの郷土食にも、ほとんど逸話があり、また面白いなと思いました。

トモ③
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もう1つは、これまた「フランスに行ってきました」的なお土産として親しまれている モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Miche)にあるラ・メール・プラールのガレット(塩キャラメル味)。これは、グルメな友達の一押しと言う事もあって迷い無く購入した物で、久しぶりに「うんま~い=3」を連発してしまいました。

かくして、大量買いしたブルーマウンテンは日に日に、目減りしていますが、酸化する前に美味しくいただくことにしまーす♪

オマケ:試作品
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先日、購入後に処理して冷凍保存させていたタコを引っ張り出して、イギリスに来て初となるたこ焼きを作成。生地とソースも自家製で臨んだ割には、まあいいんじゃないのと言う事で80点。もう少し、タコを叩く必要があるのと、小麦粉と他の粉の比率を微調整して、ソースももうひと捻り。近いうちに、またトライしてみようと思います。
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by bham | 2012-04-20 15:39 | レシピと食材(欧州系) | Trackback | Comments(14)

只今、フランスかぶれ中

4月の雪に続き、やっぱり例年通りの「雨のイースター」で寒く、せっかく着納めと思って洗濯していた冬物を引っ張りだしての防寒対策。一体、3月末のあの陽気は何処に行っちゃったんでしょう・・・早く戻って来て欲しいなと思いながら、昨日は、友達が企画してくれた「グッドフライデー@ミスコリア」で、念願の韓国料理を楽しみました。その様子はコチラを(友達のnachiさんのブログ)

そして、「あの野菜達のその後はどうなったんですか?」との質問が数件。もちろん、食べてしまいました!が、特に心配されていたようなので、西洋ゴボウの解体風景を。

その①
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皮を一筋剥いた瞬間から、こりゃすごい!と思ったのが、アクの強さの主犯格・ラテックス(白い樹液=矢印の部分)の存在。すぐさま、調理用グロープを装着して臨みましたが、それでも、手に触れた所がベタベタ。恐るべし!でも、身体に良さそう^^と、適当な大きさに切った後に熱湯+モルトビネガーの溶液の中で30分位潜らせて、軽く洗い水切り。

反則品
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バター&にんにくで軽く炒めて、これまたフランスから買ってきた強力助っ人、仔牛のブイヨン(fond de veau)と熱湯を加えて軽く煮て、最後にモルトビネガーを数滴落としてオシマイ。10分足らずで、軽く歯ごたえのある、西洋ごぼうの牛肉風味の煮込みが完成^^ 

肉食系
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メインは、マグレブ由来のソーセージ・メルゲーズ(merguez)牛肉版をささっと焼き、合わせて終了。他の付け合せは、魚系のディッシュと共有できたので、超~手抜きのランチになりました。

続・ベルギー料理
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そして、早く使い切ってしまわないと、萎れてしまうホワイトアスパラガスは、これまたベルギーの春料理・フランドル風白アスパラガス(Asperges à la flamande)に変身。特別なソースを作る必要がなく、溶かしたバターの上に茹でた白アスパラガスを載せ、またその上にみじん切りにしたゆで卵とパセリを合わせるだけなのに、このシンプルさが主役の風味を引き立てる素晴らしい料理でした。

本当は、アスパラをメインにしたかったけど、それでは、ブーイングが起こりそうだったので、塩とホワイトペッパーのみを使ったサーモンのムニエルを添えて(?)唐突に「今日は魚が食べたい」と言った夫用に。

あったか
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死角にあったため、置き去りを食らった白アスパラガス3本・・・わざわざ、茹でるのもなーと思って冷蔵庫の中に放置していたら、2日後は、かなりふにゃふにゃに ^^; ごめんなさいと謝りたくなるほどの変貌ぶりに、やはり新鮮なうちに食べないとダメだなと反省。ちょうど、寒かったので、久しぶりに、これまた北フランス発祥と言われるにんじんスープ(Potage Crécy)を作る事にして、アスパラも投入^^ ちょうど、にんじんが傷みやすい、最近。ということで、大量消費が可能なこのスープのレシピを載っけておきます。

(材料:5~6人分)

にんじん  大3本(中5本)
じゃがいも 大1個
玉ねぎ(またはリーク)  中1個
バター      25g
チキンスープ    700cc
スキムミルク    200cc
ご飯   お茶碗1/2位
塩、ホワイトペッパー 適量

バター+玉ねぎがしんなりするまで炒めた後に、にんじんとじゃがいもを加え軽く炒め、ご飯、チキンスープを投入。野菜が柔らかくなるまで煮込んだら、ピューレ状にしてスキムミルクを加え攪拌。塩、ペッパーで味を調えたらおしまい。

* 仕上げに、ナツメグやレモンジュースをちょっとだけ足すのもアリです。

オマケ:地酒
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南仏(ラングドック地方)のテーブルワイン。2級扱いだけど、十分!お値段も£2以下^^ さすが、フランス産!006.gif
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by bham | 2012-04-08 02:17 | レシピと食材(欧州系) | Trackback | Comments(12)

ベルギー料理をくずして

まもなく、イースターに突入→ → → 春の食べ物をゲットしたい!という、単純な発想で、またまた車で4時間南下+船で1時間半。「ボンジュ~る♪」と浮かれながらカレーのマルシェへGO。無事、現地時間10時30分過ぎに到着しましたー ^^

(マルシェ
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もともと、現在のベルギー西部と同じ領土だった、カレーを含む北フランス一帯の食文化は、ベルギーと重なっている物が多く、前回の遠征(?)でピンと来た「春野菜」が見事に的中!バーミンガムでも買えるけど、選択肢があるという点がうれしく、市場の中で地元の人が列を作っているオーガニックのお店を中心に色々と買い揃えてみました。

整列
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春野菜の魅力といえば、やっぱりあの独特の苦味。厳しい冬を耐えて生き延びてきたパワーも満載で、春先に食べる事で、紫外線の強くなる時期の助けとなるビタミンやミネラルを備えておくことができるという、ありがたい自然の恩恵なのです!という事で、左端から順

原産がベルギーと言われているシコン (【仏】アンティーブ【英】チコリー)

カレーのエリアはフランス1(イチ)のじゃがいもの産地ということで 北部の赤(La rouge du Nord)イモ

エシャロットホワイトアスパラガスブラック サルシフィー(西洋ゴボウ) 

隠し味
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バーミンガムでは、なかなか手に入らないレベルの野菜を入手。そして、これも嬉しかった、地元酪農家製の発酵バター2種(有塩、無塩)を調達。2つ(計500g)で、約€5.00≒(¥550、£4.17) ^^ カレーのマルシェは、明朗会計で親切なお店ばかりで安心して買い物ができ、地元の人達が多かった点でも◎。また、リピートする気満々です。

自家製ベルギー料理
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マルシェから先の話は、またの機会に。弾丸ツアーから戻った日のサンデーランチに、思い切ってベルギー料理を作ることにして、選んだ題目は「Chicons au gratin」。シコンをハムで巻いて、ベシャメルソースをかけて焼くというだけなんですが、買って来たシコンが大きかったので、縦割りにして蒸し器へ。そう言えば、マルシェで、2つ前に並んでいたマダムが「プチ(ちっこいのー)をおくれ!」と言っていたのを思い出し、なるほど・・と。問題は、ベルギー料理を我が家の保守系味覚派英国人に受け入れてもらえるかということで、これは、右車線を運転するより、もっとリスクの高い「賭け」となり、「ハム」と「チーズ」を英国の物(スモークしていないベーコンと超熟成のチェダー)にして勝負!

じゃ~ん
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シコンの苦味が一番の心配でしたが、その他の組み合わせ(ベーコン、チーズ、それに赤イモ)は英国人黙らせ3点セットとなって苦味を感じなかったようで・・^^;「おいしいパイだわ!」(義母)・・・とグラタンの名前もすっかりイギリス式に変えられてしまいましたが、皆が喜んでくれたので良かった003.gif

オマケ①:東洋風
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そして、余ってしまったシコンを使ってもう1品。シコン、エシャロット、セロリ、にんにく、クレヴェット・グリーズ(小エビ)をオーストリア産のパンプキンシードオイルポーランドの醤油で炒めて出来た賄い食。これ・・エビのダシが効いて最高でした♪ 

(オマケ②:小エビ
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crevettes grises という名前で、既に茹でた物も売られています。料理の他には(笑)、ビールのつまみに最適と思われマス。
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by bham | 2012-04-03 23:01 | レシピと食材(欧州系) | Trackback | Comments(18)

春爛漫

遂にサマータイムが始まり、3月とは思えぬ陽気に恵まれて快適!なのに、只今、たった1時間の差に軽く時差ぼけ中。特に、午後3時以降がメチャ早く、太陽の高さに惑わされて遊び呆けていると万事が後手後手・・タイヘンなことになっています。

サクラサク
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それでも、止められない徘徊。特に、この数日でぐーーっと急成長した、若葉や花が美しく、ついつい予定時間をオーバー。イギリスの桜もいい感じ!と、夜桜→「うたげ」・・・と、宴会部長の血が騒ぎ出すのを抑えつつ、日本の花見を懐かしみ本気で企んだりして、どこか最適な場所はないかとキョロキョロ ^^ 実現できるかな??

海の幸
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春先といえば、微妙に旬の魚介も変わってくる頃で、またまた「何かないかな~」とマーケットをウロウロ。ちょっと値が張ったけど、どうしても食べたかった「アサリ」と夫のリクエストで「タコ」をゲット。一般的に、イギリス人はタコ嫌いが多いみたいですが、夫は大好きで、特に、たこ焼きは大好物。こっちのタコはそのまんまの状態で売られているので、滑りと戦いながらの下処理がかなり面倒。それでも、適度に重曹パワーを借りて、吸盤の汚れを歯ブラシでゴシゴシ。きれいになった吸盤が指にくっついて気持ち悪かった ^^; 

湯上り
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何とかユデダコにして、1/3をパスタに、残りはたこ焼き用として冷凍庫で保存しましたが、かなり手が掛かりました。「冷凍ユデダコ」が簡単に手に入る日本じゃ、釣り人以外はあまりやることのない作業かもしれませんが、ここはバーミンガム・・・自分でやるしかないのです。

磯の香
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そして、これまた潮干狩りから戻った日を思い出した、アサリの砂抜き。こちらも、「まんま売り」されていたので、何度も洗って、海草や貝殻、砂利を取り除き、塩水に浸して、水の濁り具合を見ながらの交換作業×数回。それでも、不安だったので、結局、一旦、酒蒸し状態にして出汁を取る事にして終了。手が掛かり、値段も張るので、身も大きく、手頃な値段のムール貝の方が人気なのも分かるような・・・・それでも、やっぱりたまに食べたくなるのが、アサリの魅力。止められそうにありません^^

作品
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小ぶりでしたが、身のしまったアサリにタコを合わせてペスカトーレを作成。本当は、ボンゴレビアンコにしたかったけど、夫と意見が合わず。下処理だけで、かなり時間と体力を使ったので、2種類を作る気も失せ妥協。次回こそは、イギリスに来て初となるボンゴレビアンコにトライしてみたいと思います。

オマケ:ひっそり
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一緒に散歩中の義母が「Forget-me-not」だわ!と。日本にいる時には、気に掛けることも無かった花ですが、英語名からすぐに日本名の「勿忘草」が連想できるのも面白いなと思いました。001.gif
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by bham | 2012-03-27 19:30 | レシピと食材(欧州系) | Trackback | Comments(14)

ジビエではなくゲイムを楽しむ

楽しかった夏も終わってしまったと諦めて、名残惜しくも夏物の衣類をしまった途端に、連日25℃を越え夏に戻ったような天気が続いている最近ですが、この天気も今日か明日までとの予報にちょっとガッカリ・・しかも暑さに騙されて、気づいたら10月に突入!もちろん、例年通りウチの庭は、表も裏も落ち葉がいっぱい~ (><; 放置しておくと、とんでもないことになるので、里帰りの時に買ってきた簀桶(しょうけ)を使ってせっせと清掃活動に励んでいます。一気に落ち葉をすくい上げることができる簀桶は、ご近所さんからも「これはイイね~。さすが、メイドインジャパン!」と褒められて、もしや、これは英国で売れやしないか?なんて、調子に乗ったことを考えてみたり(実は、中国製? ^^;)

便利な道具
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イギリスの秋と言えば、解禁になるゲイム(猟獣)がボチボチと出回り、それらを使ってイギリスの伝統的な食べ物をアレンジした物が売られていたりして、なかなか面白いので、バーミンガムで一番賑わうMoseleyのファーマーズマーケットをウロウロ。このマーケットには常連さんが多いので、人気店、そして売れ筋が分かりやすく、ほとんど外さないので、今回もお客さんが並んでいた店舗で一番売れていたMIXED GAME PIEを購入してみました。

店先の様子
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内部構造
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シカ、キジ、イノシシの肉を混ぜ合わせて作られた具材に、さっくりとした素朴な生地がマッチしたなかなかのパイでして、時々、イノシシの物だと思われる脂の獣くささがプ~ンと鼻に抜ける感じが、昼間から赤い色の付いた液体と一緒に摂る様にと薦めている気がしてツイツイ・・・^^; ミッドランド発祥といわれる元祖・ポークパイとは一味違った面白い味でした。


お伴
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ポークパイをはじめソーセージ、チーズ、ボロネーゼのソースにもちょっと拝借という便利な、数種類の野菜を使った英国を代表するピクルスのBranstonは、ゲイムのパイにも程よく合いました。このピクルスは、チャツネにも通じる物があり、後から胸焼けしそうな位強い酸味+甘味+スパイスの組み合わせが堪らず、万が一、日本へ本帰国することになる時(無いと思うけど)には買い占めて行きたいほど気に入ってます。


オマケ:応用編
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先日の日本人交流会用に作ったベジタリアンサンドイッチで、パンの表面に薄くマーガリンを塗って、その上にホンモス(ヒヨコマメとゴマのペースト)、きゅうり+↑のブランストンピクルス。コンビネーションはいい感じでしたが、さいの目にカットされているピクルス(野菜)がちょっと大きかったので、小さくカットしたタイプの物の方が良さそうでした。ということで、今後も引き続き、このピクルスに合いそうな秋の味覚を求めて、冬篭り(?)の準備をしたいと思います003.gif
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by bham | 2011-10-04 04:43 | レシピと食材(欧州系) | Trackback | Comments(8)

あっぱれ!スティッチェルトンチーズ

料理はさておき、食材は美味い物が多いイギリス。なかでも乳製品は本当に素晴らしい!なので、遠路、日本から遊びにきてくれた友人を最高のチーズでもてなすことにして、いつもより奮発して異なるタイプの3種を購入。夜な夜な繰り広げられた、弾むお喋りの供として食卓に上がりました。

イングランドの誇り
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田舎には今なお頑固な職人そしてこだわりの農家が存在していて、食を通してもイギリスの伝統に敬意を払う時がありますが、今回のチーズの中にも正しく!と思える逸品がありました。それは、チーズを買う際に店員さんに薦められた「青かびチーズ」のスティッチェルトン(Stichelton:手前)で、超有名どころスティルトンを希望していたのに「あえて」の意味が後々分かる、味、薫り、テクスチャー、そして見た目のすべてにおいて見事なチーズでした。世界的にも有名なスティルトンは原産地名称保護制度があり、イングランド中東部の3州でのみ作られた物にしか使えないため他はブルーチーズの総称で呼ばれている中、スティルトンの親戚のような立派な名前のあるスティッチェルトンチーズのことが知りたくなって色々と調べていたら、製法はほとんど変わりないものの低温殺菌していないミルクを使うという、実はスティルトンチーズが誕生した頃の製法を取り入れている、より原型に近いチーズであることが判明。ってことは、今日流通しているスティルトンチーズって・・と商業上の便宜性とブランドのネームバリューについて考えさせられました。この職人気質のチーズはロンドンのチーズ専門店でもオンライン購入でき、ちなみに作っている職人さんはアメリカ人というのが意外で面白い気がしました。

他の2種の説明もしたいのですが、長くなりそうなのでざざっと紹介を。ブリーといえばフランスと思いきや、イギリスにも美味しいブリーがありまして、デボンで作られているシャープハムブリーSHARPHAM BRIE:右上)。こちらは、ショーケースの中にあったブリー数種の中から、一番熟成していてまったり美味しそうな物を選んで正解。そして、コーンウォールの代表格のセミハードチーズ・ コーニッシュヤーグCORNISH YARG):左上 。ネトルの葉で巻かれているのがユニークで、味は先述の2種と比べるとさっぱりとした食べやすいチーズで万人向き。

フランス代表
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チーズと並んで、せっかくだから生ハムも食べてもらおう!とこちらは、あまり気合を入れずに立ち寄ったドイツ系格安スーパー(リドル)で見立てて、日本では手に入りにくそうな物を2種選びました。その①は、ブランドの証「バスク十字」に思わず反応してしまった^^; ジャンボン・ド・バイヨンヌ(jambon de bayonne)でしたが、手軽なお値段(£1.6位)の割には塩分もやさしめで豚の独特の臭みも軽く食べやすく、こちらもお喋りのお供として消えてなくなりました(笑)


ドイツ代表
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その②はドイツのブラックフォレストハム(Schwarzwaldrauch)で、こちらは塩分と燻した薫りが強く、はっきりした味と食感で、こりゃピルスナー系のビールに合いそうないかにもドイツ的(?)なんて、勝手なことを思ったりして残りは料理に使うことにしました。


英+仏+独=?
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取りかけのチーズを放置しておくと酸化が進むので思いっきり味わった後は、冷蔵庫にあったイギリス代表のチーズ・チェダー(mature)と生ハム、玉ねぎ、スプリングオニオン、マッシュルーム、パプリカも加えての英国版のフォーチーズソースを作成。ソースの2/3にご飯を加えて弱火でトロトロ。いんちきクアトロフォルマッジリゾットを作り、仕上げに粗挽きのブラックペッパーとディルを少々加えて、最後まで飽きがこないように仕上げました。何より驚いたのが塩をまったく使わなかったのにしっかりとした味で、チーズと生ハムがいかに塩分の多い食べ物なのかを改めて確認。食べる量は気をつけないと!

オマケ:別皿
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お米があまり好きじゃない夫にも1品。と言っても、ペンネを茹でて↑のソースに卵黄を加え絡めただけの一石二鳥料理^^; こちらは、パスタとディルの相性を考慮してブラックペッパーのみにして仕上げましたが、濃厚なソースにスパイスのアクセントが効いていい感じになりました。カロリーは恐ろしく高いので、そうそう作れませんがイギリスのチーズも大陸の物に負けず劣らず美味しいことに満足!また、機会があったら田舎へ美味しいチーズを探しに出掛けてみたいと思いまーす017.gif
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by bham | 2011-08-07 17:21 | レシピと食材(欧州系) | Trackback | Comments(6)