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匠の街へ

神戸から足を延ばして、大阪南部の匠の街・堺に遊びに行ってきました。堺との縁は2005年に遡って、鉄男(夫)が魅了された 「阪堺電車」 の終点の地として訪れたことから始まり、偶然にもバーミンガムで出会った観光学の先生のお庭的な場所であったこともあり再訪が叶い、ご家族の皆さんとゼミの学生さん達に歴史ある堺の町家を中心に案内していただきました。情けないことに、私の頭の中の歴史年表は途中で幾度も固まったり飛びまくったりと暴走気味でしたが、その度に、心強いガイドの皆さんに軌道修正してもらいつつ、中世の自由都市の薫りを楽しむことができました。

これぞ
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大阪のミナミといえば、コテコテのイメージがあるのですが、阪堺電車の車両一面を覆っていた広告のデザインも期待を裏切らないいい味を出していました。もちろん、昇降口には大きな段差があって、走行中の車内がガタガタと揺れるのも昭和仕様。子供の頃に福岡の町を走っていたチンチン電車の思い出が脳裏を過ぎり、何だか分からないけどちょっぴりワクワク^^ 懐かしくもありました。

史跡
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時代はいきなり戦国~江戸初期あたりにジャンプ!はじめに案内してもらった所は、古い町家を使って個人の方がボランティアで運営されている「さかい 七まち 鳳翔館」という休憩所兼歴史(文化)展示場で、かつての堺商人の邸宅と思しき屋内にはイギリスの町家顔負けの狭くて急な階段があり、2階には堺が生んだ茶聖・千利休の肖像画や茶道具が飾られていたり、吹き抜けになっている空間には伝統産業である注染という手法を用いてつくられているカラフルな手拭いが展示されていました。お茶より染物の方に興味がある私は、この手拭い(にじゆら)が気に入ったので記念に購入することにして、1階で美味しいお茶とクッキーをいただいた後に数多くの作品の中から選んだのがコチラ↓

ビビビ!
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煮干のような骨皮の魚たちは、まるでいりこの腸を取っている時のような感じで一つ一つの背骨の歪みや反り具合が違っていて面白い!と一目ぼれ♪ 更には、各作品に名前があるとのことで伺ったタイトルは「生活の化石」。出汁を取った後に捨てられてしまう「いりこ」の運命を思う時、この題目はぴったりだなっと勝手な解釈をしたついでに、買い手に色んな想像を掻き立てる物を作っている作家さんってどんな人なんだろう?とまたしても興味が^^ 早速、追跡調査をしてみましたら、ビックリ!! な~んと、バーミンガムからずっと北上したNewcastleの街に在住のイギリス人クリストファー・マキュー(Christopher McHugh)さんという方の作品だったのです。クリスさんも煮干で出汁を取っていたのかは定かではありませんが、版画家として魚を題材にした作品を多く手掛けられているようで、機会があったら個展を見に行きたいなとも思いました。

取り扱い注意
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続いて案内してもらった所は、いささか物騒(?)な物が展示されていた堺鉄砲館。ここには、本物の江戸期の鉄砲があり、銃刀法の関係で制限があるものの本物の火縄銃を間近で見ることができました。その中でも特に怖かったのが焙烙火矢と呼ばれる原始的なロケット弾で、のんびりと用いる焙烙に「火矢」という名前が付くだけで全く違った物になってしまっておりました^^; その昔、日明貿易で賑わっていた堺の町には自ずと最新の舶来文化が持ち込まれたそうで、色んな技術も同じく。戦国時代においては、軍需産業(鉄砲製造)で潤っていたそうですが、江戸の安定期に入っては戦もなく需要がなくなったため、鉄砲鍛冶から刃物鍛冶に移行し、今でも堺では刃物(包丁)の町として、特に多くの料理人が愛用するこだわりの包丁の多くが作られているそうで、いつか私もお気に入りの1本を見つけたいと思いました。

反骨?
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財力があるので自治権も認められた自由都市という点では博多と同じなのですが、堺の人達の方が「気骨」があったのかな?と感じたのが友達に教えてもらった番地の呼び方。今でも、○○一丁目という言い方をせずに、○○一丁と呼ぶそうで、これは、お上に「目」を付けられるのを嫌った堺の先人達が残した置き土産なんだそうです。そういえば、与謝野晶子さんも堺の人だったなと思わず納得(笑)

オマケ:甘い時間
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かつて応仁の乱でボロボロになった京都とは反対に、豊かな財力と貿易で繁栄を極めていた堺にはハイカラで雅な物が溢れていて都市文化が満開。そんな中で茶の湯に精通した人達と共に「お菓子」も発展したそうで、肉桂(シナモン)を使った干菓子などは今でも銘菓として受け継がれているとのこと。私も、友人からのプレゼント、八百源来弘堂の「堺色は」を薄茶と一緒にいただきましたが、上品なシナモンの香りや和三盆の口当たりにうっとり。「伝統は語らずとも食して分かる(?)」なーんて通のような事を言ってしまって、家人が椅子から転げ落ちそうになりました^^; 薀蓄はさておき、色んな思いを胸に堺での充実した時間旅行への巡り合わせに感謝。次回は、また鉄男と一緒に訪ねたいと思いました。001.gif
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by bham | 2011-05-30 09:44 | 私ごと&里帰り | Trackback | Comments(6)

イタリア、インドそして昭和とカルピス

神戸での食べ歩き編を予告していたのに、毎回、勢い余ってほぼ完食→画像がありませんでした^^; それほど、神戸には美味しい食べ物がいっぱ~い♪ まずは友人のそのまた友人であるイタリア紳士お墨付きのお店・Azzurriでは日替わりランチのホタルイカのパスタと塩味のアイスクリームが絶品で「ボ~ノ♪」でした。平日のランチだったのに、開店と同時に予約のお客さん達でまたたく間に満席になり、店内の壁には有名どころのイタリア人サッカー関係者と思しき方々のサインもズラリ。ん~・・画像がないのが悔やまれてなりません。

雰囲気だけでも
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そして、神戸でもそんなことを!と呆れられるかもしれませんが、日曜日のお昼時に、かつてバーミンガムで暮らされていた退役バー民の皆さんと一緒に「バー民同窓会in関西」を開いて、バルチには程遠いちょっぴりお洒落なインド(一部、ペルシャも入っていたような)料理を食べながら、バーミンガムやイギリスの話に花を咲かせる楽しい時間になりました。友人お薦めのお店(ぶはら)は摂津本山というエリアにあって、こちらも大当たりでした。

ランチの後には、二次会(?)ということで、皆で眺めの良い高台まで歩いていると、道路よりかなり低い所にある川辺にイノシシ1号と2号がドテッと寝転がって日向ぼっこをしているのを発見!そんな、ほのぼのとした光景を横目に食後の運動で息が上がっていたのは私だけ^^; 遂には、娘やバギーまで抱えてもらったり・・皆さんにすっかりお世話になったうえ、関西人お笑いパワー(?)まで分けてもらってしっかりと充電が完了。これでまた現役バー民として頑張れそうです。特に、ガン発覚時から手術まで、そして術後も色々と助けていただいているT先生にも1年ぶりとなる元気な姿を見せることができて本当に良かったです。

昭和テイスト
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唯一、画像が残っていたお店は神戸の元町にある老舗喫茶・EVIAN(エビアン)。店内には、椅子やテーブル、照明に至るまで「昭和」のにおいが充満しておりました^^ 平成になった頃、一応ギャルだった私には懐かしくもある雰囲気だったので思わずオーダーしたのがコレ↓

若返った??
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それは、夏の暑い夜、当時の最先端を行くジューサーミキサーを誇らし気に操りながら祖母が作ってくれた飲み物「ミルクセーキ」でして、甘くて冷たい懐かしの味に、ちょっとばかり子供の頃を思い出していました。このお店は、同世代の友人が学生時代から通っている思い出いっぱいの場所なんだそうで私もハマってしまった!また神戸に来れたらぷらっと立ち寄りたいお店になりました。

久しぶりの逸品
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特に神戸名産というわけではないのですが、さすがに港町ということもあって輸入食材を取り扱う面白いお店もあちこちにあって、エスニック好きとしては堪りませんでした。そして、その手のお店には、国内産の美味しい物や珍しい物も売られたりしているので、お財布の中から諭吉さまが勢いよく飛び出して行く破目になりましたが満足!と目星をつけたお店で久しぶりにクリーミーなカルピスバターをゲット。お店まで連れて行ってくれたステイ先の友達にも「食べて食べて♪」と翌朝からカルバタトーストを押し付けたあげく、調子に乗ってイギリスのより美味しいなんてことを言ってのける始末でした^^;

オマケ:驚愕の数値
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久しぶりにお気に入りの食材を手に入れるとどこまでもハイになってしまう私。しかも、マイルドかつリッチなミルクの味わいなので料理に乱用する危険性大のため、友達のお宅と弟の家へ1/3ずつおすそ分けをしてコントロールすることにしました。それにしても100gで774キロカロリーって、10gで77.4キロカロリー・・おそろしや。やっぱりカロリー表示ってかなり効果的な「手綱」なんだなーとバターを眺めながらしみじみ。気をつけなくては・・・028.gif
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by bham | 2011-05-27 00:17 | 私ごと&里帰り | Trackback | Comments(6)

さくらに乗って神戸まで

3月12日に念願の全線開通となった九州新幹線で大活躍中の「さくら」を使って神戸まで行ってきました。さすがに新しいだけあって、ピカピカ!本来、骨董好きなのですが、新品のフレッシュ感(?)もいいなーなんて車内では落ち着かず、娘と一緒に徘徊を楽しんだりの珍道中になりました。

Hello!
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子連れの旅で苦戦するトイレは、バギーごと入れる広々とした作りになっているタイプもあり快適でしたが、その向かいにあった「多目的室」にはびっくり!基本的には体の不自由な方や急病人が出た場合、更には授乳にも使えるそうで、普段は施錠&通路に防犯カメラもしっかりと取り付けてあったのでセキュリティーの面でもある程度、大丈夫そうな印象でした。全体的に「ゆとり」のある構造で乗り心地も良く2時間半の移動は思ったより楽で、やっぱり、日本の鉄道は最高でーす!

海の幸
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鉄道の旅といえば駅弁ということで、博多駅に集結していた20種類ほどの九州各地の美味しそうなお弁当の中から迷いに迷って選んだ「博多玄海弁当」。(恥ずかしながら、5分ほど本気で悩みました^^;)中身は、こんな↓感じで、色んなものが少しずつ入っている食いしん坊万歳!仕様。

お品書き
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①鶏天 ②エビフライ ③きんぴらごぼう ④イカの煮物 ⑤さわらの焼き物
⑥白飯 ⑦かしわ飯 ⑧がめ煮もどき ⑨サザエのつぼ焼き ⑩辛子明太子

と、これだけ入って1,050円ナリ。容器代に諸経費を考えると、すごく頑張っているお弁当だなとありがたくいただきました。感想なんですが、贅沢な話、明太子の量はもう少し減らしてもいいのかも。かなりたっぷり目にご飯に載せても余ってしまうほどだったので、もったいなかった・・・

到着
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午後2時過ぎに博多を出て、5時頃には最終目的地の友人宅へ到着。海も山も楽しめる、神戸のとある外国人居留地に滞在させてもらいました。最初、閑静なエリアに不釣合いな私は、不審者と見なされ摘み出されるのではないかとビビってましたが、何故か小さなお社(?)が敷地内にあったので、そこにはエリア外の人たちもお参りに来ていたりしていて、看板の効力はあまりなさそうでした。

オマケ:頑張った神戸
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到着翌日は、実に5年ぶりとなる懐かしい友人Sさんとの再会。ある理不尽なことにも頭を下げ、事を収めた、強くて聡明な彼女の変わらない人柄に改めてほっこり。ずっと続いているご縁にも感謝の気持ちでいっぱいでした。「お天気も良くて気持ちがいいので歩きましょう!」ということで、繁華街から海辺にあるメリケンパークまでの楽しいお散歩になりましたが、そこには神戸の大地震の爪あととして、未だ傾いた街灯やフェンス、ひび割れしたコンクリートなどが展示されていました。しばらく、複雑な思いで見ていた後に背景に広がっている神戸の都心の風景にハッとしました。あの大惨事から16年。神戸は見事に復活している・・そう思うと、時間がかかっても東北も大丈夫。そんな希望がわいてきました。やっぱり、何度行っても神戸は大好きな街ということで、次回は食べ歩き編をアップします。006.gif
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by bham | 2011-05-23 18:25 | 私ごと&里帰り | Trackback | Comments(6)


英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>


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