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50年の歳月

様々な機会において気持ちをカードで送る文化のイギリスには、豊富なデザインや専門店まであって迷うほど。しかしながら、かなりの筆不精+口に出す(思いを伝える)より行動という私には、あまり得意なことではなく、特にクリスマスの時期には毎年同じような行で失礼しているわけですが、今回ばかりは気合を入れて選びに行ってきました。


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ステキな物が多く迷っていたら、娘に乗っ取られてしまった・・・それでも、かわいい孫が選んだというだけで喜んでくれるであろう両親の顔が目に浮かんだので良しとして。案の定、何を書こうかと進まぬ筆で紙がグダグダになるまで推敲を重ねて頑張ってはみたものの、やはり簡潔過ぎてどうしたものかと考えていたところに、娘が一筆「どーん」!まだあまり小さく字を書けないのもあって、いい感じにカードが埋まりホッ。 

50年前の大雪の日にお見合い結婚をした両親。九州男児を地で行くような父の何歩も後ろを歩いているようで、見ている目はそのずーっと先。そして、父が落として行く物を後方でしっかりと拾い上げながら一緒に進んできた母のことを余計に思った1日でしたが、「50年という歳月をしみじみと振り返るほどの余裕は未だ無いよ」と、まだまだ元気すぎる両親。2人でゆっくり旅行でもと思って提案した子供一同からの贈り物も、先延ばしと言うことで何時になるのやら。盛大なパーティーも特別なイベントもなく、ただ普通に50年の節目を迎えたのも2人らしいなと、どうしても、父の超級九州男児的振る舞いをギャグとしか思えず信じてくれない夫に、あんなこと、こんなことと思い出話をしながら、絶妙なバランスで支え合っている両親に「いつまでも元気でいてくださいね」とイギリスからエールを送りました024.gif


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年数に応じての婚式というのがあるけど、私達は今年で12年目=絹婚式ということで、調べてみたら「柔らかく艶があり、それでいてさらさらときめ細かい二人の愛情」ですと・・!これは、忙しさに感けて惰性は良くないですよとのメッセージなのかなと何かと反省^^;義母や娘のことで、気が張っていたりする日もあるので、それで夫に八つ当たりなんて最悪だということを肝に銘じて進んで行かねばと思っていたところに、いつも笑いを!と友達が送ってくれた「今日のルー語」にドンピシャなことが書かれていて思わず吹き出してしまいましたが、両親の金婚式の日に、夫婦仲のことを考えていると、周りの友人達は皆、微笑ましいほど円満だなと改めて。私達も類友の法則に乗っかり続けて行けるように、これからも心の余裕を大切にしなくてはと思いました。
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by bham | 2016-02-27 00:00 | 私ごと&里帰り | Trackback

新生ラーメン研究会発足

麺作り名人の帰国に伴い、昨年末を以って終了したラーメン研究会でしたが、置き土産のかんすいを使っての仕切り直しの第一弾がスタート。

必須
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生地を作りながら鼻に伝わる独特のニオイにやっぱりコレだな!と実感しながら、もしかすると、イギリスで手に入る材料で自家製かんすいを作れるのではないかと新たな実験を思いつき、只今、人体への影響を調査中。

原料
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主なるお題目の豚骨プチ醤油ラーメンのスープは、科学調味料の力を借りずにコクを出しつつ、豚の臭さが全面に出ないように工夫。しかしながら・・・すごいヴィジュアルにギョっ!

仕上げ
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せっかくだから、皆、思い思いのスタイルで好きなラーメンを完成させようと言うことで、具材を並べて、差し入れの餃子やたこ焼きも登場。「麺」の研究に託けてのお喋りも弾み、ちょっぴり飲み会風の様相に(笑)

有望
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そんな大人達からは次なる麺が出来てこないぞ!と思った子供達がアクションを^^ 黙々と製麺に励んでくれて、特に、コベントリーから参加してくれた少年の器用さにはあっぱれ!初めての挑戦にもかかわらず、長さも均一のきれいな麺を作ってくれました。

ごちそうさま
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日曜日にのんびりと日本の食や言語を楽しむ集まりは、娘にとってもかなり良い刺激になり、新たな語彙も獲得していました。イギリスにいながらも、こうやって自然に母系の文化を身に着けてくれる機会を共有してくれる友人達にも感謝!これからも、目標☆月イチで、色んな料理を大人も子供も一緒に作り続けて行けたらなと001.gif

※オマケ:ラーメン情報

グルメな友人からの有力情報で、コベントリーでラーメンが食べられる日本人経営のレストランが昨年の秋頃にオープンしてお薦めだそうです!私も、興味津々で機会があれば行ってみたいなと狙っています。

お店 SHIN RAMEN

HP: http://shin-ramen.com/
ラーメンの画像:https://www.facebook.com/shinramenrestaurant/photos/pcb.483060651877154/483060635210489/?type=3&theater
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by bham | 2016-02-26 00:00 | 鍋料理と麺類 | Trackback

ゆりかごから墓場までの実情

イギリスと言えば「From the cradle to the grave(ゆりかごから墓場まで)」という手厚く保障されている社会福祉のイメージがあるけど、ゆりかごもお墓も、その途中を過ごす場所も、全部お金次第というのが現実で、叩いた金額に見合わない中途半端なサービスの施設で、虐待を受けたり惨めな思いをして人生を終わるのはまっぴらゴメンだと思っている高齢者も多く、90歳を越えても1人暮らしをしているという話も時々耳にしたり。

例に漏れず「施設で暮すなんて絶対にイヤ!」とずっと言い続けて来た義母の認知症が緩やかに始まってからの数年の間に彼女の後見人として、夫と共に様々な手続きをしながら目の当たりにする福祉政策は、簡素で合理的だなと感じることが度々あり、置かれている状況をより良くしたいのならばDIYを選ぶしかなく、こちらも腕次第のようで総合的な力が問われるのは必至。

話は戻って、年明けから急激に衰弱した義母がようやく大きな病院に収容されて、適切な処置を受けることができたのが約1ヶ月前。その前に2度も往診をお願いした医師(いつも懐に入って来る余剰予算のことばかり考えていて、なにかと渋り癖がある)の診断に納得が行かずに3度目に来てもらった時には、これでダメだったら救急車を呼ぶしかないと思うほどの状態だったので、最初から攻めの一手で押しまくって遂に入院の指示書を手配してもらうことになりましたが、その時のリアクションと言えば「本当に面倒な人ね」という渋面に加え、ため息まで。その後は「救急車が来るので待っててください」とさっさと帰られたけど、搬送時に、義母が一時仮死状態になったりと本当に危険な状態になりダメ医師確定。しっかりと人間性を見させてもらい、どんなに緊急でもこの人には金輪際お願いすることは無いという結論に至りましたが、思い返せば、GPの4人の医師の中で、常に当日往診に来れると言う点が既に大きなヒントだったなと。しかしながら、まさかここまで酷いとは・・・もう少し早いタイミングで見切りをつけるべきだったと猛省。

そんな経緯で自宅⇔病院の行き来をしながら、バーミンガムで一番大きく立派な病院(QE)の内部事情も目の当たりにする3週間を過ごしました。

一服
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諸外国からのスタッフも多く、皆さん一様に患者やその家族とトラブルにならないように気をつけて仕事をされていたのが印象的でしたが、ティータイムには付き添いの私にまで「ひと息ついてね」とお茶とビスケットが配られる寛大さにやっぱりイギリスだ!と感動したり、その反面で、義母のガウンや義歯が行方不明になり、問い合わせたら「たぶん、ゴミに紛れてしまった(つまり廃棄)」「病院のランドリーに一緒に持って行ってしまった可能性が(ほぼ見つからないだろう)」という大雑把な回答に眩暈がしたけど、人手不足は深刻なようで、バタバタと片付けたりする中でこのような事が起こるのだろうと諦めるしかありませんでした。

資料
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3週間も通っていると私も少しばかりの労力になり、スタッフの手が回らない時には備え付けの手袋を使って義母の身の回りの世話をしていたら、「ああ、あなたが居るのね」とすっかりアテにされたりもしましたが、そうでもしないと数時間待ちなんてことはザラという実情で、義母の退院の日も、昼過ぎから手続きが始まり家路に着けたのは、なんと、夜の9時という長い一日で、無料の医療サービスの限界を思い知ることになりました。退院時には、今後の投薬の詳細などの指導も受け、後日、入院中の記録の詳細も郵便で届き「後は自宅で管理してください」とのこと。

ズーム
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果たしてどのような経過だったのかと目を通すも、達筆に加え専門用語のオンパレードで撃沈・・・^^;それでも、謎解きのようにボチボチと毎日1枚ずつ読破しているところです。042.gif

ほとんどが80歳以上の患者が入院していた病棟だったので、この国のお年寄りの置かれている状況を知る機会にもなりましたが、子供との同居率がかなり低く、退院後もヘルパーが時間になってやって来る以外はすべて自力でやるしかないという厳しい現実がありました。「ここ(病院)だったら、ベッドの上で息を引き取っても直ぐに分かってもらえるから良いけどね・・」と皮肉まじりに話していた、義母と同じ部屋だったお婆さんの話を思い出しながら、同じく実家で祖母を看ている母から聞いた日本の現状と照らし合わせると、核家族化の進んだ先進国の状況はどこもあまり変らずという感じでしたが、結論としては、病院の選択肢はあまりないけど、医療費の心配がない点ではイギリスの方がまだ良いのかなとも。それでも、義母が入院した日のA&E(救急)は、中西部の他の病院が混み過ぎていて受け入れてもらえなかった10人以上の患者さん達がストレッチャーに乗せられたまま通路に放置されていたり、スタッフ間の連絡がいつも以上にうまく行ってなかった様で大混乱。経営難や経費削減が叫ばれて久しいNHSのこの先の医療サービスは大丈夫かなと心配になりました。

きっと、これからも益々、財政が厳しくなり、できる事は自宅(自力)でという方針が更に推奨されるのだろうなと思うと、20年から30年後のことを念頭に置いた中年期の過ごし方も鍵となりそうだなと、我が身の将来に備えても、ボチボチと準備を始めなくてはならない年齢に突入したのを実感する時間でした。
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by bham | 2016-02-25 14:21 | 医療と健康 | Trackback

歴史ある街のパンケーキレース

段々と日は長くなって来ているものの、うっかり帽子を忘れて外出すると、後から激しい頭痛に見舞われてしまうほど頭も冷え切る寒さの中、キリスト教の行事☆パンケーキデー(Shrove Tuesday)のイベントに出かけて来ました。

告知
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バーミンガムから車で30分ほど南下した所にあるAlcesterという街のハイストリートを、毎年、通行止にして開催されているパンケーキレースのお知らせを見つけて、まずは一帯を散策。

記念撮影
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イベント前の色んな準備に当っていた、仮装紳士の一団が気になって仕方なかったコスプレ好きの娘は、好奇心の赴くままに彼らに接近し始めて、遂には一緒に写真に収まってもらうことに^^;なんでも、700年以上も前の封建制度(荘園領主)によって設けられた裁判所の役人を再現した法服だそうで、今では、何の権限もないのだよ!とのことでしたが、慈善事業や地域のイベントを、この法服とパフォーマンスで盛り上げていらっしゃるようです。

儀式
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しばらくしてから、イベントの開始を告げる使者の行進が始まりましたが、この時のアナウンスは「今年の大役を務めるのは○○氏。数週間前に初孫が誕生しておじいちゃんになりました」と、なんとも微笑ましい内容に会場からは拍手も001.gif

スタート
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いよいよ、未就学児と保護者によるレースが始まって、途中で泣き出す子供や、子が宙に浮くほど本気で疾走するお母さん、はたまた、落ちたパンケーキを拾って食べ始める子供など、参加している人達がとても自然体で思い思いに楽しんでいる姿が印象的でした。

ゴール
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年齢と性別ごとにグループ分けされた組の走者が次々とスタート→ゴール。短距離だけどパンケーキを落とさずに走るのって、実はかなり難しいのかもしれないなと感心しながら見ていたけど、あまりの寒さに耐えられなくなり、ひと足先に観戦終了!

やっぱり英国風
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近くのフランス風カフェに飛び込んだは良かったが、コーヒーよりも紅茶の気分だったのもあってクリームティーを頼んでしまい、そのボリュームのおかげで、結局、家に帰ってもパンケーキは作らず・・・

街並み
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10年ぶり位に訪れたAlcesterでしたが、街中にはチューダー様式の家屋が並んでいて、その梁の歪みが恐ろしいレベルの建物も健在していて懐かしくもありました。

残念
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帰りに、イベントの他に一石二鳥と狙っていた、ローマ時代の出土品が展示されている博物館にも立ち寄ったのですが、あいにく休館日ということで、こちらには、また近いうちに出直すことになりました。
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by bham | 2016-02-15 09:01 | ミッドランズ(西) | Trackback


英国人と結婚し、ほぼ永住確定の中西部・バーミンガムにて、日々の生活のあれこれを綴っています。 << Copyright c2008-2017 Oh,Brummie!. All rights reserved. >>


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